【ニュースレター】フォーミュラEに初参戦! 電動化技術の最高峰に挑む
~英・ローラ/独・ABTとのタッグで「エネルギーマネジメント技術」の進化を目指す~
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開幕に向けて準備を進めるローラ・ヤマハABT。
ドライバーは、経験豊富な#24ルーカス・ディ・グラッシと、ルーキーの#22ゼイン・マロニーの両選手
英日独“One Team”のニューフェイス
“電気自動車のF1”とも言われる市街地レース、FIAフォーミュラE世界選手権。その11年目のシーズンが、12月7日、ブラジル・サンパウロで開幕します。このレースが、今シーズンから同シリーズ戦にチャレンジする「ローラ・ヤマハABTフォーミュラEチーム」の初陣となります。
「オーガナイザーやライバルチームの皆さんからも、我われニューフェイスの参入は歓迎されていると感じています」。そう話すのは、当社Formula E開発グループリーダーの梅田泰宜さん。「イギリスの名門ローラと、F1やMotoGPなど世界の頂点で戦ってきた日本のヤマハ、そしてフォーミュラEでの豊富な経験を持つドイツのABT(アプト)というタッグに、ある種の敬意と注目をいただいているという印象です。周囲からの期待に、あらためて身が引き締まる思いです」と話します。
当社は、電動パワートレインのマニュファクチャラーとして、モーターとインバーター、そしてギアボックスのパッケージの開発を担い、同チームに供給します。フォーミュラEでは、全チームに同一のシャシー(車体)とタイヤの使用が義務付けられているため、パワートレインの性能や制御はチャンピオンシップにおいてもとりわけ大きなポイントの一つです。
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ローラ・カーズとの提携プランが浮上した際、
「会社の将来を見据え、“やらねばならん!”と直感が働いた」と振り返る原さん(左)と梅田さん
頂点で磨くエネルギーマネジメント技術
「フォーミュラEは、極めて厳しく繊細で、かつ高次元の世界です。厳格な各種制限の中で開発のスピード感も求められるこのチャレンジは、当社が目指す2050年カーボンニュートラルの実現に向けたブースターにもなるだろうと考えています。“なぜヤマハが四輪のレースに?”と尋ねられることも多いのですが、それこそが私たちが参戦する目的であり、モチベーションにもなっています」と、このプロジェクトを統括する原隆さん(当社・AM開発統括部長)。
フォーミュラEの“厳格な制限”――。それはバッテリーの容量にも見て取れます。たとえばF1やMotoGPでは、レース中は常にほぼフルパワーで戦うのに対し、フォーミュラEに搭載されるバッテリーはおよそ半分のエネルギーに制限されています。つまり、「1」のレースを「0.5」のエネルギーで賄わなくては完走さえできないということです。「だからこそ、エネルギーマネジメントの技術が勝負どころ。私たちの会社にとって高めていきたい技術領域の一つです」と話します。
開幕に先立ってスペインで行われたプレシーズンテストでは、ゼイン・マロニー選手が全体の13番手(22台中)のタイムを記録。「ここまで手応えも感じてはいますが、先行するライバルたちの本当の力は開幕戦までわかりません。私たちはシーズンを通して進化と成長を続け、できる限り早く表彰台を狙える位置まで進んでいきたい」。梅田さんは、引き締まった顔つきでそう話してくれました。
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英日独の個性が結集したローラ・ヤマハABT。
チームはオープンな空気感で連携し、「まさにOne Teamといった雰囲気」(梅田さん)
■広報担当者より
エネルギーマネジメントの繊細さに話が及んだ時、原さんの口から「メートル単位の制御」という言葉がこぼれ、その瞬間、フォーミュラEの“厳格な制限”についてリアルな肌感覚を持つことができました。当社は二輪車についても、世にあるバッテリーを活用した電動化戦略を描いています。そうした意味でも、世界の頂点で磨くエネルギーマネジメント技術が、当社にとって大きな意味を持つことは間違いありません。
本件に関するお問合わせ先
コーポレートコミュニケーション部 広報グループ
本社:0538-32-1145 / 東京:03-5220-7211
プレスリリース詳細へ https://digitalpr.jp/r/99790
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開幕に向けて準備を進めるローラ・ヤマハABT。
ドライバーは、経験豊富な#24ルーカス・ディ・グラッシと、ルーキーの#22ゼイン・マロニーの両選手
英日独“One Team”のニューフェイス
“電気自動車のF1”とも言われる市街地レース、FIAフォーミュラE世界選手権。その11年目のシーズンが、12月7日、ブラジル・サンパウロで開幕します。このレースが、今シーズンから同シリーズ戦にチャレンジする「ローラ・ヤマハABTフォーミュラEチーム」の初陣となります。
「オーガナイザーやライバルチームの皆さんからも、我われニューフェイスの参入は歓迎されていると感じています」。そう話すのは、当社Formula E開発グループリーダーの梅田泰宜さん。「イギリスの名門ローラと、F1やMotoGPなど世界の頂点で戦ってきた日本のヤマハ、そしてフォーミュラEでの豊富な経験を持つドイツのABT(アプト)というタッグに、ある種の敬意と注目をいただいているという印象です。周囲からの期待に、あらためて身が引き締まる思いです」と話します。
当社は、電動パワートレインのマニュファクチャラーとして、モーターとインバーター、そしてギアボックスのパッケージの開発を担い、同チームに供給します。フォーミュラEでは、全チームに同一のシャシー(車体)とタイヤの使用が義務付けられているため、パワートレインの性能や制御はチャンピオンシップにおいてもとりわけ大きなポイントの一つです。
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ローラ・カーズとの提携プランが浮上した際、
「会社の将来を見据え、“やらねばならん!”と直感が働いた」と振り返る原さん(左)と梅田さん
頂点で磨くエネルギーマネジメント技術
「フォーミュラEは、極めて厳しく繊細で、かつ高次元の世界です。厳格な各種制限の中で開発のスピード感も求められるこのチャレンジは、当社が目指す2050年カーボンニュートラルの実現に向けたブースターにもなるだろうと考えています。“なぜヤマハが四輪のレースに?”と尋ねられることも多いのですが、それこそが私たちが参戦する目的であり、モチベーションにもなっています」と、このプロジェクトを統括する原隆さん(当社・AM開発統括部長)。
フォーミュラEの“厳格な制限”――。それはバッテリーの容量にも見て取れます。たとえばF1やMotoGPでは、レース中は常にほぼフルパワーで戦うのに対し、フォーミュラEに搭載されるバッテリーはおよそ半分のエネルギーに制限されています。つまり、「1」のレースを「0.5」のエネルギーで賄わなくては完走さえできないということです。「だからこそ、エネルギーマネジメントの技術が勝負どころ。私たちの会社にとって高めていきたい技術領域の一つです」と話します。
開幕に先立ってスペインで行われたプレシーズンテストでは、ゼイン・マロニー選手が全体の13番手(22台中)のタイムを記録。「ここまで手応えも感じてはいますが、先行するライバルたちの本当の力は開幕戦までわかりません。私たちはシーズンを通して進化と成長を続け、できる限り早く表彰台を狙える位置まで進んでいきたい」。梅田さんは、引き締まった顔つきでそう話してくれました。
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英日独の個性が結集したローラ・ヤマハABT。
チームはオープンな空気感で連携し、「まさにOne Teamといった雰囲気」(梅田さん)
■広報担当者より
エネルギーマネジメントの繊細さに話が及んだ時、原さんの口から「メートル単位の制御」という言葉がこぼれ、その瞬間、フォーミュラEの“厳格な制限”についてリアルな肌感覚を持つことができました。当社は二輪車についても、世にあるバッテリーを活用した電動化戦略を描いています。そうした意味でも、世界の頂点で磨くエネルギーマネジメント技術が、当社にとって大きな意味を持つことは間違いありません。
本件に関するお問合わせ先
コーポレートコミュニケーション部 広報グループ
本社:0538-32-1145 / 東京:03-5220-7211
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