和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年11月25日(月)

アムジェン、甲状腺眼症の疾患啓発ウェブサイト「甲状腺眼症.jp」を開設

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2024年11月22日

アムジェン、甲状腺眼症の疾患啓発ウェブサイト 「甲状腺眼症.jp」を開設

アムジェン株式会社(本社:東京、代表取締役社長:スザナ・ムルテイラ、以下「アムジェン」)は、甲状腺眼症についての疾患啓発ウェブサイト「甲状腺眼症.jp」(URL https://www.kojosen-gansho.jp)を開設したことをお知らせします。(監修:オリンピア眼科病院 副院長 神前 あい 先生、伊藤病院 内科部長 渡邊 奈津子 先生)

「甲状腺眼症.jp」は、患者さんやご家族、一般の方々に甲状腺眼症という疾患の理解を深めていただくことを目的としたウェブサイトです。甲状腺眼症は、主にバセドウ病(甲状腺機能亢進症)に合併することが多い自己免疫性の希少疾患で、日本に約3万5千人の患者さんがいると推計※1されており、眼球突出や複視、目の痛みなどにより生活の質(QOL)が著しく低下する可能性があります。しかし、これまで患者さんや一般の方が参照できるような情報源が十分ではなく、症状の発見や診断が遅れる要因にもなっていました。また、疾患の認知度が低いことにより、患者さんへの症状や治療に対する負担への理解や支援が進んでいないといった課題がありました。

そこで「甲状腺眼症.jp」では、患者さんやその周囲の方が必要とする情報に一括してアクセスできるよう、以下のようなコンテンツを掲載しています。本ウェブサイトが、患者さんの症状への気づき、適切な診断・治療への早期のアクセスのきっかけとなることを目指し、今後も内容を拡充していきます。

・甲状腺眼症に関する基礎知識:疾患のメカニズム、症状、治療の解説
・患者さんのストーリー紹介:体験談による疾患の理解
・セルフチェックリスト:早期発見のための症状確認
・医療機関の情報:甲状腺眼症が相談できる医療機関検索


アムジェンは、「To serve patients - 患者さんのために今できるすべてを」というミッションのもと、甲状腺眼症に関する理解の促進と、患者さんが適切な診断・治療にアクセスできるよう情報および環境の整備に努めています。患者さんやご家族に希望をお届けするため、これからも貢献を続けてまいります。

ウェブサイト概要
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甲状腺眼症(TED)について
甲状腺眼症は、進行性かつ潜在的に視力低下の恐れがある希少で深刻な自己免疫疾患です※2。その多くはバセドウ病に伴ってみられますが、眼窩線維芽細胞で発現する甲状腺刺激ホルモン(TSH)受容体とIGF-1受容体のシグナル伝達複合体を活性化する自己抗体によって引き起こされるため、甲状腺疾患とは異なる疾患です※3,4。これらが一連の症状につながり、最重症例では失明など長期にわたる不可逆な損傷を引き起こす可能性があります※5,6。甲状腺眼症の初期症状には、ドライアイ、異物感、充血、腫れ、過度の涙、眼瞼後退、眼球突出、目の奥の圧迫感や眼痛、複視などがあり、一般的な眼症状も含まれるため、適切な診断および治療に結びつかないケースがあります。また、多彩な眼症状は、日常生活における活動(読書、車の運転、仕事など)の制限や社会的心理面(見た目に対する懸念、気分の落ち込み・不安、公の場を避ける、など)に著しい影響を及ぼします※7。

アムジェン株式会社について
アムジェン株式会社は、世界最大規模の独立バイオテクノロジー企業である米国アムジェン社の日本法人です。アムジェン株式会社では、循環器疾患、がん、骨疾患、炎症・免疫性疾患、神経疾患、希少疾患を始めとするアンメット・メディカル・ニーズが高い領域に焦点を絞り、「To serve patients – 患者さんのために、今できるすべてを」というミッションのもと、臨床開発から販売までの活動を行っています。詳細については www.amgen.co.jp をご覧になるか、https://www.facebook.com/amgenjapan をフォローしてください。

アムジェン 希少疾患事業部について
アムジェンは、革新的な医薬品を開発し、提供することで、希少疾患を含む、最も困難な疾患と戦う多くの患者さんを支援しています。現在10,000を超える希少疾患が存在し、全世界で400万もの人々が影響を受けている一方で、希少疾患は病態が複雑であるために、しばしば適切なケアが行き届いていません。アムジェン 希少疾患事業部は「希少疾患患者へ希望を届け、生活の質を根本から変える」というミッションを核心に据え、この喫緊の課題に取り組んでいます。

注意事項(アムジェン株式会社)
このニュースリリースに含まれている医薬品(開発中のものを含む)に関する情報は、宣伝広告、医学的アドバイスを目的とするものではありません。

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References
1. Natsuko W et al. J Endocr Soc. 2023 Nov 27;8(1):bvad148.
2. バセドウ病悪性眼球突出症(甲状腺眼症)の診断基準と治療指針2023(第3次案)(日本内分泌学会)(日本甲状腺学会).
3. Weightman DR, et al. Autoantibodies to IGF-1 Binding Sites in Thyroid Associated Ophthalmopathy. Autoimmunity. 1993;16(4):251–257.
4. Pritchard J, et al. Immunoglobulin Activation of T Cell Chemoattractant Expression in Fibroblasts from Patients with Graves’ Disease Is Mediated Through the Insulin-Like Growth Factor 1 Receptor Pathway. J Immunol. 2003;170:6348-6354.
5. McKeag D, et al. Clinical features of dysthyroid optic neuropathy: a European Group on Graves' Orbitopathy (EUGOGO) survey. Br J Ophthalmol. 2007;91:455-458.
6. Bartalena L, Kahaly GJ, Baldeschi L, et al. The 2021 European Group on Graves’ Orbitopathy (EUGOGO) Clinical Practice Guidelines for the Medical Management of Graves’ Orbitopathy [published online ahead of print]. Eur J Endocrinol. 2021 Jul 1:EJE-21-0479.R1. doi: 10.1530/EJE-21-0479.
7. Smith TJ et al. Front Endocrinol (Lausanne). 2023 Nov 9:14:1283374.



プレスリリース詳細へ https://kyodonewsprwire.jp/release/202411150061
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