和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月25日(水)

みなべで「テラヨガ」

法伝寺の本堂でヨガをする講師の野手映里さん(左)と参加者=みなべ町芝で
法伝寺の本堂でヨガをする講師の野手映里さん(左)と参加者=みなべ町芝で
 「お寺でヨガをし、地域を健康で笑顔にしたい」と、みなべ町北道の野手映里さん(34)が、同町芝の法伝寺で「テラヨガ」を始めた。

 テラヨガは、NPO法人「VYS YOGI(ヴィワイエスヨギ)」(東京)の取り組み。日本人にとって身近で神聖な場所である寺や神社に、老若男女関係なく気軽に集い、ヨガをすることで笑い合い、心身の健康を育み、地域のつながりを深めることが目的。

 野手さんは同NPOの登録講師で、法伝寺の本堂を借りて、毎週火曜の午前10時~11時と、毎週金曜の午後7時~8時に「テラヨガ」を開いている。

 野手さんの前身は劇団四季のミュージカル俳優。大阪府豊中市出身で、今年春に、結婚を機にみなべ町に移住した。

 5歳でクラシックバレエを始め、20歳で劇団四季に入団し多くの舞台に立ってきたが、ダンスで体を酷使したことなどから、25歳で退団。ホットヨガのインストラクターになった。ヨガの学びを深める中で、同NPOの母体であるヨガスクールの創始者でインド出身のヨガ指導者、マスター・スダカーと出会い、古典ヨガを始めたという。

 先月にあった「テラヨガ」では、幼児を連れた町内の母親2人や町外の女性が参加し、初心者用の基本ポーズなどに取り組んでいた。

 テラヨガの開設は、県内で2カ所目。基本料金は1回2千円。回数券を買えば割引がある。予約制。

 問い合わせは、メールでterayoga-wakayama@vysyogi.comへ。