和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年11月20日(水)

「『闇バイト』は犯罪実行者の募集です。絶対に手を出さないで!」AKB48 平田侑希 特別防犯支援官、和歌山県の中高生に呼びかけ

「ストップ・オレオレ詐欺47~家族の絆作戦~」プロジェクトチーム
 「ストップ・オレオレ詐欺47~家族の絆作戦~」プロジェクトチーム(略称:SOS47)は、全国で被害が相次ぐオレオレ詐欺等の特殊詐欺に関する知識や被害防止策を分かりやすく伝え、特殊詐欺被害を防止するため、2018年より、全国47都道府県警察と共に対策及び広報啓発活動を行っています。
 この度、AKB48 平田侑希 特別防犯支援官が和歌山県立桐蔭中学校・高等学校を訪れ、「犯罪実行者募集」(いわゆる「闇バイト」)の実態や見分け方を説明し、その危険性を訴えました。




■平田支援官「一度でも手を出してしまうと抜け出せなくなります。甘い言葉にだまされないで。」

 和歌山県立桐蔭中学校・高等学校で開かれた特別防犯教室には、生徒約1,000人が参加しました。
 「闇バイトという言葉を聞いたことがありますか?」という質問に、多くの生徒が手を挙げると、平田支援官から、「バイトというと軽く聞こえてしまうかもしれませんが、犯罪を実行する人の募集です。絶対に手を出してはいけません。」と注意を促しました。
 
 防犯教室では、犯罪実行者募集の実例を基にした動画の上映、クイズ形式による講習などが行われました。
 「犯罪に加担した場合、詐欺罪は10年以下の懲役、強盗で人を死なせた場合には死刑又は無期懲役」などと説明すると、生徒からはどよめきが起きました。
 また、犯罪実行者を募集する求人情報の見分け方として、3つのポイント
- 具体的な仕事の内容がわからない
- 他の業務では考えられない高額な報酬
- 「詳細はDM(ダイレクトメッセージ)で」などと、時間が経つとメッセージが消えるアプリの使用を指示されるについて解説が行われ、平田支援官から、「皆さんの大事な人生、お金欲しさでめちゃくちゃにしないように!」と訴えると、生徒たちは真剣な表情で、話に耳を傾け、理解を深めていました。


 最後に、平田支援官から生徒たちに向けて、「皆さんが今後、高校を卒業し、大学生や社会人になっても犯罪に巻き込まれる危険はいつでも潜んでいます。『みんなやっている』『一度だけなら大丈夫だろう』、そんな安易な気持ちで犯罪実行者募集に手を出してしまうと抜け出せなくなります。絶対に甘い言葉にはだまされないでください!」と熱心に呼びかけました。




【開催概要】
■催事名  :和歌山県立桐蔭中学校・高等学校 特別防犯教室
■実施日  :2024年11月12日(火)
■実施会場 :和歌山県立桐蔭中学校・高等学校
■出席者  :警察庁 特別防犯支援官 AKB48 平田侑希氏
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