俳優の渡辺謙（65）が、声優を務めるディズニー映画『ライオン・キング：ムファサ』（12月20日公開）に向けて来阪し、18日、難波八阪神社でヒット祈願を行った。

【写真】「獅子殿」前で同じ表情を披露する渡辺謙

　『ライオン・キング：ムファサ』は、ディズニー映画全世界No.1ヒット作『ライオン・キング』の“はじまり”の物語。息子シンバを命がけで守ったムファサ王と、ムファサの命を奪った“ヴィラン”スカーの若き日の兄弟の絆を描く。超実写プレミアム吹替版で、渡辺は冷徹な敵ライオン・キロス役を担当する。

　大阪・なんばにある難波八阪神社は、巨大な獅子頭をかたどった高さ12メートル、幅11メートルの「獅子殿」があり、大きな口で邪気を飲み、勝機・商機を招くパワースポットとして知られる。そのインパクトから、外国人観光客にも人気となっている。

　獅子の“口の中”から登場した渡辺は「今飲み込まれてるわけですよね、僕は」と満足げ。同作について「人間社会を投影しているような深いテーマが隠されている」とアピールし、自身の役について「ただ悪いことを考えているわけではない。社会から阻害されている存在」と説明した。

　一方、阪神タイガースの熱烈なファンとあって“トラ”の話題も。渡辺は「本当はライオンだけの話だったんですけど、トラの話もせないかんかな」と関西弁に切り替え、藤川球児新監督とのエピソードを披露。8月1日の阪神甲子園球場開場100周年イベントで渡辺が司会を務めた際、藤川氏に「何年後かに監督のオファーが来たら絶対やってね」と声をかけたと明かし「その日がもう来た。とても良い人選だと思います」と期待大。

　トークは盛り上がり、渡辺は「（春キャンプの）2月は行きたい」と語り、「選手の心持ちもかなり変わっている。編成も変わってくると思う。その辺も含めて一ファンとして見届けてシーズンを迎えたい」と2025年を見据えた。そして「どうしてこの話が熱を帯びるんでしょう？」と笑わせていた。

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