追手門学院大学が茨木総持寺キャンパス新校舎「Academic Base」の竣工式を開催 ― 教室・研究室・事務機能を備えた知の拠点を2025年4月に開設
追手門学院大学(大阪府茨木市、学長:真銅正宏、略称:追大)は11月5日、茨木総持寺キャンパスに開設される大学棟新校舎「Academic Base(アカデミックベース)」の竣工式を開催。学院関係者や建設工事関係者ら約60人が出席し、神事を執り行った。「Academic Base」は2025年4月より運用を開始し、同年5月末にはお披露目会を開催する予定。
新校舎の名称「Academic Base」は、学生一人ひとりが社会へ飛躍するための「知の拠点・土台」となることを期したもの。教室や研究室、本部・事務機能を配置し、追大の改革の象徴である「Academic Ark(アカデミックアーク)」(2019年開設)と一体的に運用することで、茨木総持寺キャンパスを大半の学部・大学院の学びを展開する拠点とする。
竣工式では神事を執り行った後、田口順一理事長が「来年春には、多くの新入生が入学し、在学生とともにこの新校舎を最大限活用した質の高い教育が展開されることを期待しています。学生一人ひとりが大きく成長し、社会に羽ばたけるように、本学院の教育理念である『独立自彊・社会有為』の人材をこの校舎から輩出していきたい」と挨拶。
続いて、真銅正宏学長が「8月末には、本学初の理系学部である『理工学部』の設置認可を受け、来年4月からは茨木総持寺キャンパスにこれまで以上の学生が集まります。そのさまざまな交流とコラボレーションを実現するまさに"学問のベース"としての建物が見事に完成しました。この『Academic Base』が追手門学院大学の未来を照らす明るい光の象徴となることを願っています」と、工事関係者への感謝の意を述べるとともに、2025年の運用開始以降の抱負を語った。
「Academic Base」は、南北に250m・地上6階建ての、大地に根差した重厚感ある校舎。1階には地域や社会との協働の場として広いフリースペースや600人収容の教室を配し、エントランスには知の融合を象徴する「知恵の輪」を表現したシンボリックな照明を設置している。
2階~5階は、同じフロア内に教室エリアと研究室エリアを千鳥型に交互に配置し、それらを繋ぐ広い廊下には、椅子や机、モニターなどのICT機器を設置したイノベーション空間が設けられた。フロア全体で一体的な学びの場を創り出し、学生と教職員が専門の分野を超えて自由に交流することで、互いに「学びあい・教えあい」刺激を受けながら、新たなアイデアやイノベーションが生まれる環境を目指す。
さらに、6階には本部・事務機能を集約し、フリーアドレスの事務エリアを設け、柔軟な働き方と部署の枠組みにとらわれない新たな価値の創出を図る。
今後、ネットワーク工事や什器の設置を進め、2025年4月より本格運用を開始する。また、2025年5月末には他大学や関係機関を招き、お披露目会を開催予定。
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仲西・織田
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