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2024年12月04日(水)

都市型スポーツ楽しもう/スケボー BMX 世界トップ選手が来場/田辺で10日

BMXの技を披露する中村輪夢選手(白浜町で開かれた昨年の様子)
BMXの技を披露する中村輪夢選手(白浜町で開かれた昨年の様子)
 田辺市の扇ケ浜公園スケートパークで10日午前10時半~午後2時、スケートボード(スケボー)や自転車BMXの体験交流会が開かれる。パリ五輪のBMX競技に出場し、5位に入賞した中村輪夢選手や、田辺市中辺路町出身で国際大会の優勝経験があるスケボーの池慧野巨選手らが来場し、実演する。

 紀南アーバンスポーツ普及協議会が主催する「Life up(ライフアップ)」というイベントで、3年連続3回目の開催。スケボーやBMXは「アーバン(都市型)スポーツ」と呼ばれ、若者を中心に人気がある。競技大会では得点で順位が付くが、大技が決まると選手同士でたたえ合うなど、他競技と異なる一面を持つことで知られる。

 当日は、午前10時半~11時と午後1時半~2時に来場する選手による実演がある。午前11時~午後1時は体験交流会で、選手らが子どもたちを指導する。当日の参加枠も少しだけ設けているが、満員になり次第、受け付けを終了する。中村、池両選手のほか、全日本フリースタイルBMX連盟理事の田邉泰志さん、岩出市出身のプロスケーター平松凱選手らが訪れる。

 協議会の会長を務める芝本晃久さん(47)は「現役選手が地方に来ることはめったにない。世界トップレベルの技を肌で感じてもらいたいし、子どもたちに夢を与えられたらいい。認知度を高めていきたい」と話している。

 雨天時は選手の実演や体験交流会は中止で、市立武道館下の吹き放ち(ピロティ)でトークショーをする予定。

 問い合わせは、木曜を除く正午~午後8時に紀南アーバンスポーツ普及協議会(0739・34・9889)へ。