和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年10月26日(土)

【東芝デジタルソリューションズ】東京海上日動の保険契約者向けに降雹予測情報の提供を開始



2024-10-25
東京海上レジリエンス株式会社
I-レジリエンス株式会社
東芝デジタルソリューションズ株式会社


東京海上日動の保険契約者向けに降雹予測情報の提供を開始


 東京海上レジリエンス株式会社(以下 東京海上レジリエンス)と、I-レジリエンス株式会社(以下 I-レジリエンス)、および東芝デジタルソリューションズ株式会社(以下 東芝デジタルソリューションズ)は、雹(ひょう)被害軽減に向けて、東芝デジタルソリューションズの降雹予測サービスを用いて、降雹リスクが高まった際に注意喚起のためのアラートを配信し、地図上で降雹エリアを確認できるwebサイト(以下 本サービス)の提供を開始いたしました。


■ 背景
 近年、豪雨や台風、降雹など自然災害が多発し、被害軽減に向けた対策が急務となっています。そのような中、保険業界では、保険を通じた経済的補償の提供だけでなく、災害情報サービスを事前に提供することで、退避行動につなげ、被害を減らすための取り組みが進められています。
 東京海上グループでも、国立研究開発法人防災科学技術研究所と共同出資してI-レジリエンスを設立し、気象や地震の情報をリアルタイムに可視化する「レジリエント情報配信サービス」(*1)を展開するなど、多岐にわたる防災関連データを活用したサービス開発を進め、災害に強い社会づくりに取り組んできました。今回、東京海上レジリエンスとI-レジリエンスおよび東芝デジタルソリューションズは、近年増加する、自動車や家屋への雹被害を未然に防ぐ施策の検討を行い、東芝デジタルソリューションズがもつ高精度な降雹予測技術を活用した本サービスの提供開始にいたりました。

■ 本サービスの概要
 東京海上レジリエンスとI-レジリエンスが構築した配信システムに東芝デジタルソリューションズの降雹予測情報を取り込み、東京海上日動マイページのアプリ上で防災情報の通知許可・地域設定をしている個人の保険契約者に対して、設定した地域に応じて、降雹の事前アラートを配信・地図上で降雹エリアを確認できるwebサイトを提供いたします。



[画像1]https://digitalpr.jp/simg/1398/97747/550_269_20241025155546671b40f281002.jpeg


※画面は開発中のものにつき、実際の仕様とは異なる場合があります。


■ 本サービスにおける3社の役割

[画像2]https://digitalpr.jp/table_img/1398/97747/97747_web_1.png

■ 東芝デジタルソリューションズの降雹予測データの優位性と特長
 これまで局地的な大雨と区別が困難であった降雹の兆候を事前に検知し、高精度な予測を提供します。
 東芝グループはおよそ70年もの長きにわたり、気象レーダシステム事業を展開してきました。これらで培ったノウハウを活用し、二重偏波気象レーダ(*2)の観測データを、東芝独自の解析技術を用いて、雨雲の中にある成長過程の降水粒子を解析し、数十分前に降雹を予測する技術を確立しました。

■ 今後の展開
 個人の保険契約者様だけでなく、法人の保険契約者様、東京海上グループ会社への提供拡大への検討を進め降雹被害軽減に向けて取り組んでまいります。


(*1) 2023年7月28日ニュースリリース(東京海上日動):企業の防災・減災対策を支援する「レジリエント情報配信サービス」の提供開始
(https://www.tokiomarine-nichido.co.jp/company/release/pdf/230728_01.pdf
(243KB))
(*2):水平偏波と垂直偏波を送受信する気象レーダ


<ご参考>
■ 東京海上レジリエンスについて
東京海上レジリエンスは、東京海上日動火災保険株式会社が保険事業を通じて蓄積してきたデータ・ノウハウを活用し、東京海上グループのデータ中核機能や リスクコンサルティングを担うグループ会社と連携して、ソリューションの企画・開発・提供を行います。
さらに、産官学データ連携事業を展開する領域のリスクアルゴリズム事業を展開する株式会社を有する様々な外部パートナーとも連携し、東京海上グループ全体として、保険とリスクソリューションを一体化させた独自のサービスをより機動的に提供してまいります。

■ I-レジリエンスについて
I-レジリエンスは、新たな防災・減災サービスを提供する会社として防災科学技術研究所と民間企業4社の合同出資により設立されました。レジリエントDX・レジリエントライフを主な事業とし,防災科学技術研究所やその他の学術研究機関が持つ研究開発成果や知見、ビッグデータを活用し、事業者や生活者のニーズに応じた様々なソリューションを提供していきます。上記の事業の柱の具現化のひとつとして、防災情報サービスプラットフォームである「I-Resilience Information Network:IRIN」を活用し、様々な気象・防災情報に加えて、具体的な社会課題やニーズに対応したソリューション型情報提供を推進しています。
URL:https://www.i-resilience.co.jp/

■ 東芝デジタルソリューションズについて
東芝グループのデジタルソリューション事業を担う企業としてIoTや人工知能(AI)などのデジタル技術や量子技術を活用した事業をグローバルに展開しています。東芝グループの幅広い事業領域で生まれるさまざまなデータの力を最大限に活用し、プラットフォーム化を推進することで価値あるサービスを次々に生み出し、カーボンニュートラルやサーキュラーエコノミーの実現に貢献していきます。東芝グループの経営理念「人と、地球の、明日のために。」のもと、お客さまやパートナーの皆さまとともに、新しい価値を持続的に創造していきます。
https://www.global.toshiba/jp/company/digitalsolution.html

気象データサービス「降雹予測サービス」
https://www.global.toshiba/jp/products-solutions/business-ict/weather-data/hail.html


*本文章に記載されている社名および商品名はそれぞれ各社が商標または登録商標として使用している場合があります。
*ニュースリリース/トピックスに掲載されている情報(サービスの内容/価格/仕様/関連リンク/お問い合わせ先など)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。
*東芝デジタルソリューションズ株式会社は株式会社東芝の100%子会社です。





プレスリリース詳細へ https://digitalpr.jp/r/97747
提供: