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2024年11月20日(水)

米競売会社、日本に本格参入 日本市場はゲーム・アニメで「海外のコレクターから高く評価」ポケカ、セル画など感心

想定落札価格約4.5億円の『オズの魔法使』「ルビーの靴」
想定落札価格約4.5億円の『オズの魔法使』「ルビーの靴」
 米ヘリテージ・オークションズは23日、都内で「ヘリテージ・オークションズ戦略発表会」を開催。日本への本格参入を記念し、12月のオークションに出品される、ハリウッド映画不朽の名作『オズの魔法使』(1939年)に登場した小道具「ルビーの靴」を、東京・銀座三越にて28日から11月3日までの期間、展示すると発表した。

【写真】4350万円のポケカを紹介するヘリテージ・オークションズ

 同社は、コインの売買を起点として、コレクターによる、コレクターのためのオークションハウスを目指してきた。コインの取り扱いから始まり、現在ではポップカルチャーカテゴリーにおいてアニメ、トレーディングカード、ビデオゲームなど多様なアイテムを取り扱っており、コレクターの関心を集めている。

 今回「ルビーの靴」を日本に紹介することで、同社のポップカルチャーアイテムのコレクションの卓越性とコレクションに対する情熱を示し、日本市場に新たな価値と刺激をもたらすことを目指すとした。今年4月に東京オフィスを開設しており、本格的に日本でのビジネスを強化していくその第一歩として、今回「ルビーの靴」の展示会を開催した。

 現在、確認されている「ルビーの靴」は4足。今回出品される「ルビーの靴」と、スミソニアン国立アメリカ歴史博物館に展示されている1足、アカデミー映画博物館に展示されている1足、レディ・ガガが所有している1足。今回展示する「ルビーの靴」は12月開催のオークションへ出品され、想定落札価格は約4.5億円とされている。

 同社は「アニメやビデオゲームの創出が盛んな日本においては、多くの貴重なアイテムが存在しています」とし、「日本のアイテムは以前から海外のコレクターから高く評価されていますが、ヘリテージ・オークションズは収集品市場にはまだ多くの開拓の余地があると見込んでいます」とコメント。現在、東京オフィスではアニメやゲームの出品数が増加しており、今後の日本人出品者と落札者の増加を期待しているとした。

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提供:oricon news