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2024年10月17日(木)

「突板パネリング75フラットJ」と「風景をきりとる壁のある家」など3件で 2024年度グッドデザイン賞受賞

2024年10月17日
住友林業株式会社

 住友林業株式会社(社長:光吉 敏郎 本社:東京都千代田区)は10月16日、「2024年度グッドデザイン賞」(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を3件受賞しました。
100%子会社の住友林業クレスト株式会社と共同開発した木質部材「突板パネリング75フラットJ」と住友林業が設計・施工した戸建住宅「風景をきりとる壁のある家」が受賞。共同受賞はJR西日本プロパティーズ株式会社が開発し、住友林業の100%子会社のスミリンフィルケア株式会社が運営する「グランフォレスト田園調布」です。
 住友林業グループは今後も持続可能な資源である木の良さを最大限に活かすデザインを追求し、次世代につながる快適で木の魅力溢れる住空間を提案します。

■受賞内容
<カテゴリ:住宅用建材・建具>
「突板パネリング75フラットJ」(住友林業株式会社・住友林業クレスト株式会社)
国産材突板を用いた住宅向け壁・天井仕上げ材です。約160mm幅のパネル中央に溝加工を施し小幅の羽目板状にデザインしました。洗練された印象となるよう可能な限り見切り材をスリム化するなど細部にこだわりました。壁から天井へ連続使用することで、木の温もりに包み込まれた安らぎの空間をつくり出します。リラックス効果を高めるため木目の表情がやさしく、穏やかな色味のタモ、ナラ、スギの3樹種で展開しています。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202410178281-O1-584zoC9Z
<カテゴリ:戸建て住宅>
「風景をきりとる壁のある家」(住友林業株式会社) 
住友林業が設計・施工した別荘地の戸建住宅です。建物の周囲は緑豊かな風景が広がりますがハイシーズンには前面の道路が渋滞するほど混み合い、隣家との距離も近く感じられるなど、音や視線が気になる場所に立地していました。周辺環境のネガティブな要素に対しては建築壁を効果的に設けて周囲の視線や音を調整。開口部を限定し緑豊かな風景をきりとり安心して心地良く過ごせる空間をつくりました。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202410178281-O2-7Eyn7u58

<カテゴリ:中〜大規模共同住宅・寄宿舎>
「グランフォレスト田園調布」(JR西日本プロパティーズ株式会社、スミリンフィルケア株式会社の共同受賞)
 ABINC認証※を取得するなど入居者が多様な自然と共生することで毎日を生き生きと暮らし、健康と幸せを育むことを求めた環境共生型老人ホームです。緑の潤いに包まれた多摩川のロケーションを活かし、生物多様性に配慮しながら豊かな自然を日常の暮らしに取り込むデザインで入居者のウェルネス向上を目指しました。施工は住友林業グループのコーナン建設株式会社、内装は住友林業クレストの木質床材を採用し、外構は住友林業緑化株式会社が担当しています。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202410178281-O3-RrJ1TGSI

※  自然と人との共生を企業に促すため、生物多様性保全の取り組み成果を認証する制度。

(参考)
住友林業が設計・施工した宿泊機能付きレストラン「オーベルジュときと」(株式会社立飛ホールディングス)も受賞。

■グッドデザイン賞
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202410178281-O4-wwRSxBQ0
 1957年創設のグッドデザイン商品選定制度を継承し、約60年以上にわたり「よいデザイン」を顕彰し続けています。国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として、暮らしの質の向上を図るとともに、社会の課題やテーマの解決にデザインを活かすことを目的に、毎年実施されています。受賞のシンボルである「Gマーク」は優れたデザインの象徴として広く親しまれています。今年度は審査対象5,773件の中から、1,579件がグッドデザイン賞を受賞しました。 (参照:http://www.g-mark.org/

 
 住友林業グループは森林経営から木材建材の製造・流通、戸建住宅・中大規模木造建築の請負や不動産開発、木質バイオマス発電まで「木」を軸とした事業をグローバルに展開しています。2030年までの長期ビジョン「Mission TREEING 2030」では住友林業のバリューチェーン「ウッドサイクル」を回すことで、森林のCO2吸収量を増やし、木造建築の普及で炭素を長期にわたり固定し社会全体の脱炭素に貢献することを目指しています。今後もZEH、ZEB、LCCM住宅、ネットゼロカーボンビルを推進し、建てる時と暮らす時の両面でのCO2排出量削減で脱炭素化を加速させます。

 



プレスリリース詳細へ https://kyodonewsprwire.jp/release/202410178281
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