和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年10月15日(火)

日本を代表する陶磁器産地、岐阜県多治見市・瑞浪市・土岐市・可児市の4市を会場に世界最大級の陶磁器の祭典「国際陶磁器フェスティバル美濃′24」開催

岐阜県広報課
~国際的陶磁器コンペティション「第13回 国際陶磁器展美濃」ほか、多数の催事を実施~会期:2024年10月18日(金)~11月17日(日)




世界最大級の陶磁器の祭典「国際陶磁器フェスティバル美濃’24」を、令和6年10月18日(金)から11月17日(日)まで、岐阜県多治見市、瑞浪市、土岐市、可児市4市の各会場で開催します。
「国際陶磁器フェスティバル美濃」は、日本を代表する陶磁器産地である岐阜県多治見市・瑞浪市・土岐市・可児市を会場に、1986年から3年に1度開催する世界最大級の陶磁器の祭典です。
「土と炎の国際交流」をメインテーマに、陶磁器のデザインと文化の国際的な交流を通じて、更なる陶磁器産業の発展と文化の高揚を目指しています。世界中の国と地域の陶磁器作品が一堂に会する国際的陶磁器コンペティション「第13回 国際陶磁器展美濃」をはじめ、セラミックパークMINOをメイン会場に計7会場で展覧会を開催。さらに、漆芸修復師の清川廣樹によるデモンストレーション・講演をはじめとしたオープニング記念事業や、美濃焼関連の催事を多数そろえ、来場された方々が、美濃焼の歴史や魅力や地域の風土を存分に感じ、楽しむことができる、4市の陶磁器産業・文化・地域に密着した事業を開催します。
【 「国際陶磁器フェスティバル美濃′24」開催概要 】
- 名 称:国際陶磁器フェスティバル美濃′24
- 公式ホームページ:https://www.icfmino.com/
- 会 期 :令和6年10月18日(金)~11 月17日(日)
- 主 催 :国際陶磁器フェスティバル美濃実行委員会
- 会 場 : セラミックパークMINO (多治見市東町4-2-5)、ほか、
     多治見市、瑞浪市、土岐市、可児市内各会場
- 観覧料:○ 第13回 国際陶磁器展美濃単独券      一般 800円、シニア(65歳以上) 700円 ※高校生及び18歳以下無料    ○ 7館セット券
前売 1,200円、当日 1,500円
      対象: 第13回 国際陶磁器展美濃(セラミックパークMINO展示ホール)と開催4市内の下記施設        岐阜県現代陶芸美術館、多治見市美濃ミュージアム、多治見市モザイクタイルミュージアム、瑞浪市陶磁資料館、土岐市美濃焼伝統産業会館、荒川豊蔵資料館(可児市)

・ 会期中の、セラミックパークMINOでの主な開催事業:
  ○ 第13回 国際際陶磁器展美濃(2024年10月18日(金)~11月17日(日))
  ○ オープニング記念事業(10月18日(金)~20日(日))
    10/18(金) 審査員トークセッション
    10/19(土) 清川廣樹氏による「金継ぎデモンストレーション&講演」、「金継ぎ体験ワークショップ」、「金継ぎ作品展示・相談会」     
    10/19(土) 【セラミックバレー】佐藤卓氏、笠井政志氏、井澤秀哉氏によるトークセッション
    10/20(日) 鈴木夏織氏による「美濃焼オカリナコンサート」
  ○ レストラン・カフェ
  開催日時:会期中の11:00~15:00 ※ラストオーダー14:00
     - 美濃Re(みのり)ランチ
      世界的グルメガイドで2つ星を獲得した岐阜県瑞浪市の有名店「柳家」監修の会期中だけのスペシャルメニューを、東濃で生まれた、環境に配慮したリサイクル素材でのオリジナル食器「Re-食器」で提供します。
  予約方法:電話にて予約(TEL0572-74-5911 株式会社Bフードサービス) 受付時間 :月~土10:00~17:00
        ※10月18日(金)は関係者で貸切のため、ご予約いただけません。
     - お茶会「美濃焼の茶碗で一服」:一服800円(お菓子付)開催日時:会期中の毎週土日祝
     ・問合わせ先:国際陶磁器フェスティバル美濃実行員会 TEL0572-25-4111
◆ メインイベントは、国際的陶磁器コンペティション「第13回 国際陶磁器展美濃」



「国際陶磁器フェスティバル美濃′24」のメインイベントである 「第13回 国際陶磁器展美濃」は、国際的に認知された陶磁器コンペティションです。
1986年に第1回を開催、今回で第13回を迎え、近年の、陶磁器の分野での、新素材、新技術、領域のボーダーレス化などによる新たな発展が求められる傾向にともない、斬新な提案、そしてやきものの未来を切り拓く作品が一堂に会します。去る8月には、国内外の審査員による最終審査会が開催され、応募総数3,890作品から、グランプリ、金賞を含む入賞21作品、および入選182作品を選出しました。

【グランプリ作品】作品名:Kiln (部門:陶芸部門)作者:IELIZAVETA PORTNOVA 在住国:フランス(国籍:ウクライナ)

【金賞作品】作品名:AMU (部門:陶磁器デザイン部門)

【金賞作品】作品名:AMU (部門:陶磁器デザイン部門) 作者:secca inc. 在住国:日本(国籍:日本)

◆10/19(土)には、オープンニング記念事業「清川廣樹氏による金継ぎイベント」を開催
オープニングに際し、記念事業として、セラミックパークMINOにて、漆芸修復師の清川廣樹氏による金継ぎイベントを、10月19日(土)に開催します。
〇 金継ぎデモンストレーション&講演
 今、世界で注目されている「金継ぎ」を間近で見る、絶好のチャンスです。
 講演会終了後、金継ぎワークショップも開催します。(要事前予約)
 ・開催時間:13:00 (入場整理券の配布を当日10時より行います)

〇 金継ぎ体験ワークショップ
 美濃焼の器で、 金継ぎ修復のハイライトとである金粉を用いた「金蒔き」での装飾を実際に体験でき ます。体験では、他にも漆の採取方法、金継ぎの歴史、 金継ぎ修復の工程を映像やスライドで学ぶことができます。
 日本産の自然素材のみを用いた古典的な技法による奥深い金継ぎの世界をご体験ください。
 ・定 員:先着30名(13歳以上対象) ※要事前予約
 ・参加費:8,250円 
金継ぎ作品展示・相談会
 清川廣樹氏および平安堂のメンバーによる金継ぎの作品展示・相談会を行います。割れたり欠けたりした器の修復についての相談会も開催します。
 ・開催時間:10月19日(土)及び20日(日) 10:00~16:00

漆芸修復師 清川廣樹氏

清川廣樹氏プロフィール
漆芸修復師 江戸時代に確立された伝統技術の継承者として、漆を使った「漆美術修復家」として50年活動を続ける。
文化財、寺社仏閣、仏像、陶磁器、漆器、骨董品など多岐にわたり、学者からも高い信頼を得ており、伝統工法を広く紹介することを目的に京都と東京で金継ぎ教室を主宰。職人として長年培った鋭い五感と経験、天然素材のみを使用した卓越した技術に定評がある。



◆ 各会場では、地元ゆかりの陶磁器を紹介する展覧会を開催
セラミックパークMINO展示ホールでの「第13回 国際陶磁器展」のほか6か所で、展覧会が開催されます。
各会場では、人間国宝荒川豊蔵の作品展など、岐阜県を代表する陶磁器を鑑賞できます。
◇ 生誕130年 荒川豊蔵展
近代日本の陶芸をリードした、岐阜県多治見市出身の荒川豊蔵(1894-1985)の人となりを振り返る展覧会です。桃山時代の志野が美濃で焼かれていたことを、自ら発見した陶片により実証し、そして「志野」と「瀬戸黒」の二つの重要無形文化財の保持者(人間国宝)となった荒川は、現代に続く美濃陶芸の先駆者でした。陶芸をはじめ書画や収集の品々のほか、交友や暮らしぶりをうかがう資料などで、その制作姿勢やまなざしを紹介します。

Arakawa Toyozo 《Fresh-water jar, Shino type》 1938‒41 Museum of Modern Ceramic Art, Gifu

会 期:9月14日(土)~11月17日(日)  10:00~18:00 ※入館は17:30まで
    ※休館日:月曜日(月曜日が祝日の場合は翌平日、ただしフェスティバル開催期間中は無休)
会 場:岐阜県現代陶芸美術館(多治見市東町4-2-5 セラミックパークMINO内)
観覧料:一般 1,000円、大学生 800円、高校生以下及び障がい者手帳提示者と付き添い1名は無料
※ 前売券 一般 800円 大学生 600円 (岐阜県現代陶芸美術館受付にて販売)
問い合せ先:岐阜県現代陶芸美術館 TEL0572-28-3100
◇『没後40年 陶磁器デザイナー日根野作三 -人をつなぐデザイン 美濃の足跡-』展
陶磁器デザインの先駆者として知られる日根野作三(1907-1984)を紹介します。
日根野は戦後日本の陶磁器業界において美濃をはじめ、愛知・三重・滋賀などを巡り、デザインの普及と教育に貢献した人物です。本展では作品資料から日根野作三の生涯をたどり、没後40年を迎える日根野作三の活動を再考します。



会 期:9月7日(土)~2025年1月26日(日)  9:00~17:00 ※入館は16:30まで
    ※休館日:月曜日(月曜日が祝日の場合は翌平日)
会 場:多治見市美濃焼ミュージアム(多治見市東町1-9-27)
観覧料:大人 320円、大学生 210円
      高校生以下及び障がい者手帳提示者と付き添い1名は無料
問い合せ先:多治見市美濃焼ミュージアム TEL0572-23-1191
◇ 青の誘惑-タイルにみる青の世界-
「青」という色の視点からタイルの魅力を伝える展覧会です。人間の傍らにあり続けてきた「青」色は、時代や場所を問わず普遍的な価値をもっています。本展では収蔵している青色タイルを年代順に辿り、山内逸三氏の「青」にもスポットを当てます。そして20社を超える企業に呼びかけ、各社が誇る青色タイルを茶室をイメージしたホワイトキューブのなかにあしらい、現代タイルにおける「青」の新たな可能性を提示します。

Majolica Tile(Kinyo Yamauchi Ceramic Tile) around1930 MOSAIC TILE MUSEUM Tajimi

会 期:9月14日(土)~2025年3月9日(日)  9:00~17:00 ※入館は16:30まで
    ※休館日:月曜日(月曜日が祝日の場合は翌平日)
会 場:多治見市モザイクタイルミュージアム(多治見市笠原町2082-5)
観覧料:一般 310円(常設展観覧料でご覧いただけます)
    高校生以下、及び、障がい者手帳提示者と付き添い1名は無料
問い合せ先:多治見市モザイクミュージアム TEL0572-43-5101
◇ 瑞浪市制70周年記念 特別展 美濃近代窯業の開拓者 曽根磁叟園製陶所
曽根磁叟園製陶所は、文久元年(1861)に現・瑞浪市陶町猿爪で創業した陶磁器メーカーです。大正時代から昭和時代初期には原料採掘やタイル製造なども行って美濃の窯業会を牽引し、戦後には日本を代表する洋食器メーカーへと成長しました。本展では、曽根磁叟園製陶所が明治時代から平成時代に生産した洋食器等を展示するとともに、展示品や社史等を掲載した図録を刊行します。



会 期:10月12日(土)~2025年2月23日(日) 9:00~17:00 ※入館は16:30まで
     ※休館日:月曜日、祝日の翌日等、資料整理休館日(詳細はHPにてご確認ください)
会 場:瑞浪市陶磁資料館(瑞浪市明世町山野内1-6)
観覧料:一般 200円 ※11/3(日・祝)はどなたでも無料
    高校生以下、及び。障がい者手帳等提示者と付き添い1名は無料
問い合せ先:瑞浪市陶磁器資料館 TEL0572-67-2506
◇ 土岐市美濃陶磁歴史館 館外展示『ポスト織部の時代』
安土桃山時代から江戸時代初頭の美濃窯では、畿内での茶の湯の流行を受け黄瀬戸・瀬戸黒・志野・織部といった美濃桃山茶陶が生産され、その後、織部に代わり「御深井」と呼ばれる中国の青磁を意識した焼物を生産するようになります。御深井の生産が始まった元和年間(1615-1624)は、徳川幕府が安定を迎えた時代で且つ、天下一の茶人が古田織部から小堀遠州へと受け継がれた時代です。本展では御深井の特徴と生産の意味について考えます。

Tea bowl, Ofuke glaze Early17th century Kamagane kiln

会 期:10月5日(土)~2025年1月26日(日) 9:00~16:30
    ※休館日:月曜日(月曜日が祝日の場合は開館し火・水曜日は休み)、祝祭日の翌日、年末年始
会 場:土岐市美濃焼伝統産業会館(土岐市泉町久尻1429-8)
観覧料:無料
問い合せ先:土岐市美濃焼伝統産業会館 TEL0572-55-5527
◇ 荒川豊蔵生誕130周年記念 特別展 豊蔵の志野・瀬戸黒 ~美濃桃山陶への挑み~
令和6年、荒川豊蔵の生誕130年を迎えます。本展ではこれを記念し、豊蔵が人間国宝認定を受けた「志野」「瀬戸黒」に着目します。美濃焼という産地の認定ではなく、個々のやきものでの認定は、技法の特殊性が反映されています。今回、その技の紹介とともに、豊蔵の桃山陶再現から独自の表現を展開していった過程をみながら、年代ごとの作品を展示します。桃山陶とは一味違う豊蔵作品をご堪能ください。 ※ 同時展示:夫婦の絆展。

Tea bowl, called “Yadonoume(Plum blossoms at the inn),” Mino ware, Shino type Arakawa Toyozō 1970

会 期:10月4日(金)~12月1日(日) 9:00~16:00
    ※休館日:月曜日(月曜日が祝日の場合は翌平日)
会 場:荒川豊蔵資料館 (可児市久々利柿下入会352番地)
観覧料:一般 210円 
    高校生以下及び障がい者手帳等提示者と付き添い1名は無料
問い合せ先:荒川豊蔵資料館 TEL0574-62-1461
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ