和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年11月26日(火)

インフル流行「注意報」

 和歌山県は10日、インフルエンザの発生状況が昨年末に注意報基準値を超えたと発表した。例年より早く流行の拡大が本格化しつつあるといい、感染防止を呼び掛けている。

 県内49医療機関から報告があった患者数の平均が、第52週(昨年12月23~29日)に11・02人となり、注意報基準値の10人を超えた。ここ5シーズンでは最も早い。この基準値は、今後4週間以内に大きな流行が発生する可能性の目安となっている。

 保健所管内別では、橋本16・50人、和歌山市15・20人、岩出14・33人、田辺10・86人と4保健所管内で注意報基準値を超えた。紀南ではこのほか、新宮は5・33人、串本は0人だった。

 昨年12月以降の県内の発生状況は、第49週(12月2~8日)は3・31人と前週を下回ったが、第50週(9~15日)に4・53人、第51週(16~22日)に7・22人となり、第52週まで3週連続で増加した。

 全国でも、すでに第50週に15・62人と注意報基準値を超え、第52週には23・24人まで増えている。

 ●新宮で学級閉鎖
 県は10日、集団インフルエンザのため、新宮市王子ケ浜小学校が11~15日、1年2組を学級閉鎖すると発表した。