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2024年10月10日(木)

NHK、ドラマ10『東京サラダボウル』の制作開始発表 奈緒&松田龍平のダブル主演で『クロサギ』作者の新作映像化【コメントあり】

ドラマ10『東京サラダボウル 』で主演を務める松田龍平(C)JUNJI HATA
ドラマ10『東京サラダボウル 』で主演を務める松田龍平(C)JUNJI HATA
 NHKはドラマ10『東京サラダボウル』の制作開始を10日、発表した。奈緒&松田龍平のダブル主演で漫画『クロサギ』の作者・黒丸氏による新作『東京サラダボウルー国際捜査事件簿ー』を映像化する。

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 およそ70万人の在日外国人が暮らす東京という、異なる言語、食、文化が同居する“サラダボウル”の大都市で、ミドリ髪の国際捜査の警察官とワケありの通訳人のコンビが日本社会からこぼれ落ちそうな人生を拾っていくという物語。警察官・鴻田麻里を奈緒、通訳人・有木野了を松田が演じる。

 警視庁の中国語通訳人・有木野(松田)は、容疑者聴取を終えた昼下がり、新宿のど真ん中で“サソリ”を食らうミドリ髪の女性を目にする。その風変わりな女性が国際捜査の警察官・鴻田(奈緒)だった。外国人も日本人も関係なく、人への興味を示す鴻田に対し、他人と距離を置きたい有木野。だが、失踪した観光客の捜索から、国をまたいだ密輸ビジネスに至るまで、さまざまな案件の捜査の合間をぬって各国の食を一緒に食べるうちに、“胃”の合う絶妙コンビに変化していく。ある時、2人は、オーバーステイになった在日外国人を狙う「ボランティア」なる組織と対峙する事になる。それによって“パンドラの箱”が開き、鴻田は有木野が抱える衝撃の悲しい過去を知り始めていく。

 奈緒は「自分の無知と向き合うのはいつだって怖いけれど、自分の心の目で見るまで決めつけない鴻田さんを通して、無知の怖さに立ち向かい想像し続ける勇気をもらいました」とコメント。松田は「色んな国の言葉が飛び交うだろう撮影を今から楽しみにしています」と撮影への意気込みを語っている。

 2025年1月7日から全9回で放送の予定。

【コメント】
■奈緒
 自分の無知と向き合うのはいつだって怖いけれど、自分の心の目で見るまで決めつけない鴻田さんを通して、無知の怖さに立ち向かい想像し続ける勇気をもらいました。
 個性豊かなサラダボウルになりそうです!
 レタス頭で皆さんとお会いできる事を心から楽しみにがんばります。
 きっと届きますように。

■松田龍平
 『東京サラダボウル』で、通訳人・有木野を演じることになりました。
 いろんな事情を持った外国人でにぎわう東京でレタス頭の鴻田に連れ回されながら、凍った心を溶かしていくような役です。
 いろんな国の言葉が飛び交うだろう撮影を今から楽しみにしています。

■黒丸氏(原作)
 漫画連載が始まったとき、多くの人から「こんな難しいテーマ、よく描くね」と言われました。ドラマ化のお話をいただいたとき、私も「こんな難しいテーマのドラマに挑戦してくださる方々がいるとは!」と思いました。
 テーマ、登場人物、そして言語…ドラマ化にあたり大変な労力が必要になるであろうこの作品に、素晴らしいスタッフ・最高にすてきなキャストの皆さまが大勢携わってくださり、胸が熱くなる思いです。奈緒さん、松田龍平さん始めキャストの皆様にはのびのびと演じていただきたいですし、視聴者の皆さまには、制作陣の豊富な取材と鋭い視点で描かれるドラマを楽しみにしていただきたいです。
 私も一視聴者としてワクワクしています。

■津田温子氏(演出)
 生まれも育ちも価値観も何もかも違う人間同士が心地よく、存在できる世界。
ソラマメ、トマト、キュウリのように味も個性もバラバラでも大きなレタスの葉で包まれたら、それはサラダボウルとなって、それぞれの個性がいきた料理になります。
 もし、大きなレタスの葉からこぼれ落ちそうな野菜(=人)がいたら、手を引っ張ってでも、レタスの葉の上にのせてあげたいし、そんな社会であってほしいと願いを込めて、撮影に臨みたいと思います。

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