京都府立植物園100周年、当社が組織培養で増殖した苗木を植樹
~サポーター制度に参画、京都府内の名木を後世へ~
2024年10月7日
住友林業
住友林業株式会社(社長:光吉 敏郎 本社:東京都千代田区)は10月5日、京都府立植物園開園100周年記念式典での記念植樹に参列しました。記念植樹には秋篠宮皇嗣同妃両殿下がお手植えされた他、京都府知事、京都市長などが参列。独立研究開発法人森林総合研究所が接ぎ木で増殖した宝鏡寺の「曙梅」の苗木と、当社が組織培養で増殖した北野天満宮の飛梅「紅和魂梅」、醍醐寺の「太閤しだれ桜」、仁和寺の「御室桜」の苗木が植樹されました。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202410077679-O1-U33o9e3V】
当社は京都府立植物園の100周年サポーター制度※1に参画しています。今後、京都府及び京都府立植物園と協働し、京都府内の桜や梅などの名木を組織培養で増殖し、京都府立植物園に新設される名木園に植樹します。名木の原木が仮に自然災害や病虫害などで枯死した場合も、名木園に植栽した苗木が残っているため、消滅するリスクを分散できます。当社は名木の組織培養による苗木増殖を含めた「木」に関するトータルコーディネートを通じて、京都府立植物園の「京都から世界の生物多様性保全に貢献する」という次の100年に向けたビジョンの実現に寄与していきます。
※1. 開園 100 周年を契機に府立植物園がより身近に感じられ、これまで以上に魅力的な施設となるよう、個人・事業者問わず、府立植物園を題材とした商品開発や企画等、様々な支援をする制度。
■京都府立植物園開園100周年記念式典の概要
日時: 2024年10月5日(土)10時
場所: 京都府立京都学歴彩館 大ホール
主催: 京都府
プログラム:
第一部(記念式典)
知事式辞、秋篠宮皇嗣殿下おことば、植物園100年のあゆみ(映像上映)、特別感謝状の贈呈など
第二部(記念植樹)
秋篠宮皇嗣同妃両殿下
西脇 隆俊(京都府知事)、西川 綾子(日本植物園協会会長)、石田 宗久(京都府議会議長)
松井 孝治(京都市長) 、戸部 博(京都府立植物園園長)、光吉 敏郎(住友林業株式会社代表取締役社長)
■サポーター制度に参画した背景・概要
気候変動による地球温暖化が進み、脱炭素、生物多様性保全の重要性が高まる中、植物が持つ機能が注目されています。京都府立植物園は1923年に日本で最初の公立総合植物園として開園して以来、植物多様性保全への取り組みを通じて京都の植物を守っています。開園100年目の今年、次の100年に向けて植物が生態系にもたらす役割をわかりやすく伝え、未来への種をまく植物園として、京都から世界の生物多様性保全に貢献するビジョンを掲げました。住友林業グループの経営理念「公正、信用を重視し社会を利するという「住友の事業精神」に基づき、人と地球環境にやさしい「木」を活かし、人々の生活に関するあらゆるサービスを通じて、持続可能で豊かな社会の実現に貢献する」と本ビジョンは同じ方向性であるため、このたび参画することを決定しました。
来年から名木の増殖に着手する予定で、2024年中に増殖対象の樹木を決定し、2025年1月から組織培養による苗木増殖を開始します。本プロジェクトは2033年までの10年間を第一期として、京都府内の名木を増殖・植栽します。将来的には名木の保全で培った技術を活用して世界の絶滅危惧種の増殖についても京都府立植物園と検討していきます。
住友林業グループは森林経営から木材建材の製造・流通、戸建住宅・中大規模木造建築の請負や不動産開発、木質バイオマス発電まで「木」を軸とした事業をグローバルに展開しています。この住友林業グループのバリューチェーン「ウッドサイクル」を活かし、ステークホルダーのニーズに応じて、「森」「木」「緑」に関する様々な知見をトータルコーディネートサービスとして提供しています。今後も自治体や民間企業の森林管理や生物多様性、環境保全のサポートを推進していきます。
<参考情報>
■「木」に関するトータルコーディネートサービス
住友林業森林・緑化研究センターは森林事業や緑化事業、また事業を通じた環境保全の取組み等でこれまで培ってきたノウハウを結集し、「木」や「緑」に関する様々なサービスを提供しています。街の緑から山の緑をもちろん、重要文化財の庭園保全、そして名木・貴重木の苗木増殖やDNAによる品種識別などのご相談に各分野の専門家が対応します※2。
※2. 「木」に関するトータルコーディネートサービスhttps://sfc.jp/treecycle/tree_utilization/
■組織培養による苗木増殖
住友林業ではこれまでに様々な神社仏閣や自治体が管理する名木や貴重木の後継樹を育成するため、組織培養・接ぎ木・種子により苗木を増殖する技術を確立してきました※3。
※3. 組織培養による苗木増殖https://sfc.jp/treecycle/value/naegi_zousyoku.html
(参考動画:https://www.youtube.com/watch?v=sj-_kCX3yUw)
プレスリリース詳細へ https://kyodonewsprwire.jp/release/202410077679
2024年10月7日
住友林業
住友林業株式会社(社長:光吉 敏郎 本社:東京都千代田区)は10月5日、京都府立植物園開園100周年記念式典での記念植樹に参列しました。記念植樹には秋篠宮皇嗣同妃両殿下がお手植えされた他、京都府知事、京都市長などが参列。独立研究開発法人森林総合研究所が接ぎ木で増殖した宝鏡寺の「曙梅」の苗木と、当社が組織培養で増殖した北野天満宮の飛梅「紅和魂梅」、醍醐寺の「太閤しだれ桜」、仁和寺の「御室桜」の苗木が植樹されました。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202410077679-O1-U33o9e3V】
当社は京都府立植物園の100周年サポーター制度※1に参画しています。今後、京都府及び京都府立植物園と協働し、京都府内の桜や梅などの名木を組織培養で増殖し、京都府立植物園に新設される名木園に植樹します。名木の原木が仮に自然災害や病虫害などで枯死した場合も、名木園に植栽した苗木が残っているため、消滅するリスクを分散できます。当社は名木の組織培養による苗木増殖を含めた「木」に関するトータルコーディネートを通じて、京都府立植物園の「京都から世界の生物多様性保全に貢献する」という次の100年に向けたビジョンの実現に寄与していきます。
※1. 開園 100 周年を契機に府立植物園がより身近に感じられ、これまで以上に魅力的な施設となるよう、個人・事業者問わず、府立植物園を題材とした商品開発や企画等、様々な支援をする制度。
■京都府立植物園開園100周年記念式典の概要
日時: 2024年10月5日(土)10時
場所: 京都府立京都学歴彩館 大ホール
主催: 京都府
プログラム:
第一部(記念式典)
知事式辞、秋篠宮皇嗣殿下おことば、植物園100年のあゆみ(映像上映)、特別感謝状の贈呈など
第二部(記念植樹)
秋篠宮皇嗣同妃両殿下
西脇 隆俊(京都府知事)、西川 綾子(日本植物園協会会長)、石田 宗久(京都府議会議長)
松井 孝治(京都市長) 、戸部 博(京都府立植物園園長)、光吉 敏郎(住友林業株式会社代表取締役社長)
■サポーター制度に参画した背景・概要
気候変動による地球温暖化が進み、脱炭素、生物多様性保全の重要性が高まる中、植物が持つ機能が注目されています。京都府立植物園は1923年に日本で最初の公立総合植物園として開園して以来、植物多様性保全への取り組みを通じて京都の植物を守っています。開園100年目の今年、次の100年に向けて植物が生態系にもたらす役割をわかりやすく伝え、未来への種をまく植物園として、京都から世界の生物多様性保全に貢献するビジョンを掲げました。住友林業グループの経営理念「公正、信用を重視し社会を利するという「住友の事業精神」に基づき、人と地球環境にやさしい「木」を活かし、人々の生活に関するあらゆるサービスを通じて、持続可能で豊かな社会の実現に貢献する」と本ビジョンは同じ方向性であるため、このたび参画することを決定しました。
来年から名木の増殖に着手する予定で、2024年中に増殖対象の樹木を決定し、2025年1月から組織培養による苗木増殖を開始します。本プロジェクトは2033年までの10年間を第一期として、京都府内の名木を増殖・植栽します。将来的には名木の保全で培った技術を活用して世界の絶滅危惧種の増殖についても京都府立植物園と検討していきます。
住友林業グループは森林経営から木材建材の製造・流通、戸建住宅・中大規模木造建築の請負や不動産開発、木質バイオマス発電まで「木」を軸とした事業をグローバルに展開しています。この住友林業グループのバリューチェーン「ウッドサイクル」を活かし、ステークホルダーのニーズに応じて、「森」「木」「緑」に関する様々な知見をトータルコーディネートサービスとして提供しています。今後も自治体や民間企業の森林管理や生物多様性、環境保全のサポートを推進していきます。
<参考情報>
■「木」に関するトータルコーディネートサービス
住友林業森林・緑化研究センターは森林事業や緑化事業、また事業を通じた環境保全の取組み等でこれまで培ってきたノウハウを結集し、「木」や「緑」に関する様々なサービスを提供しています。街の緑から山の緑をもちろん、重要文化財の庭園保全、そして名木・貴重木の苗木増殖やDNAによる品種識別などのご相談に各分野の専門家が対応します※2。
※2. 「木」に関するトータルコーディネートサービスhttps://sfc.jp/treecycle/tree_utilization/
■組織培養による苗木増殖
住友林業ではこれまでに様々な神社仏閣や自治体が管理する名木や貴重木の後継樹を育成するため、組織培養・接ぎ木・種子により苗木を増殖する技術を確立してきました※3。
※3. 組織培養による苗木増殖https://sfc.jp/treecycle/value/naegi_zousyoku.html
(参考動画:https://www.youtube.com/watch?v=sj-_kCX3yUw)
プレスリリース詳細へ https://kyodonewsprwire.jp/release/202410077679