和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年10月03日(木)

社会課題解決を目指す若き起業家支援プログラム「COM-PJ」   採択者15名による最終ピッチを10月20日に開催

京都リサーチパーク(KRP)
京都リサーチパーク株式会社(代表取締役社長:門脇 あつ子、以下:KRP)と株式会社taliki(代表取締役CEO:中村 多伽、以下:taliki)は、共催する社会起業家支援プログラム「COM-PJ(コンプロジェクト)」第5期生による最終ピッチを2024年10月20日に実施します。KRPとtalikiが2020年より手掛ける「COM-PJ」は、社会課題解決型の事業立ち上げを目指す若き起業家に、約3か月間の伴走支援を行っています。本年も7月からスタートし、全国から起業家が参加しています。プログラムの集大成となる最終ピッチはソーシャルインパクトカンファレンス「BEYOND 2024」(主催:taliki、会場:京都リサーチパーク)内で開催されます。








         起業家支援プログラム「COM-PJ」 | 京都リサーチパーク (krp.co.jp)

■COM-PJ(コンプロジェクト)第5期 最終ピッチ開催
本年は15名がCOM-PJ第5期生として採択され、3カ月のプログラムの中で、環境問題、農業、教育、子育てなど、それぞれが解決したい社会課題に真摯に向き合い、事業プランを磨きあげてきました。その集大成として、2024年10月20日に開催するtaliki主催のソーシャルインパクトカンファレンス「BEYOND2024」※内、最終ピッチの舞台に立ち、VCや経営者などの審査員やイベント参加者の前で、事業プランを発表します。登壇者は審査員からの講評をうけ、COM-PJ賞、KRP賞、審査員賞、オーディエンス賞などが授与される予定です。

■「COM-PJ(コンプロジェクト)」について
COM-PJは、社会課題の解決を目指す、若き起業家(概ね30才以下、創業2年未満、起業準備中など)を対象とした社会起業家支援プログラムです。3カ月間のプログラムの中で、毎週の1on1による進捗フォローの他、先輩起業家や支援事業者による実践的な講義、経営者やVCなどのゲストメンターからのフィードバックを実施し、参加者は事業化への精度を高めていきます。またアイデアや課題意識の仮説をユーザーに向けて検証するため、プロトタイプを作成することも目標としています。
本年で5期目となるCOM-PJは、過去4回のプログラムで計53名の卒業生を輩出。卒業生はプログラム終了後に、事業化の実現やビジネスプランコンテストでの受賞等、目覚ましい活躍を遂げています。一方で、あらゆるリソースが不足する若手の起業初期段階はメンタル面が不安定になりやすい傾向にあります。COM-PJでは、プログラム終了後も参加者が自走していけるよう、事業継続性を左右するメンタルウェルネスの知恵を養うためのワークショップも実施。起業家に寄り添った徹底的な伴走支援を行っています。
「京都からの新ビジネス・新産業の創出に貢献する」というミッションを掲げるKRPは、これまで起業・スタートアップ支援や事業成長を促すための機会を提供してきました。
COM-PJでは、社会起業家を志す若者に対して、KRPが培ってきた知見やノウハウ、ネットワークを活かし、メンタリング等を行い支援しています。
KRPは、COM-PJを通して、持続的な社会起業家コミュニティの形成に貢献することを目指しています。

■取り組みにおける背景
日本政府が2022年に発表した「スタートアップ育成5か年計画」では、スタートアップを生み育むエコシステムの構築に向けた、人材・資金・ビジネス環境等の支援強化施策が打ち出されています。
特にプレシード・シード期の起業家に対しては、未だ開業率の低迷が続く日本において、メンターによる若手人材の支援や起業家教育の拡大等、人材・ネットワークの構築が求められています。
近年、社会課題の解決を目指す起業家においては、IPOを目指すような「事業拡大・経済成長」を志向する事業モデルを構築するのか、社会課題の解決による大きな「社会インパクト」を目指すのか、起業を通じて目指す姿が多様化しています。それに伴い、起業家にとって必要となるサポート・支援のあり方も、目的に応じて大きく変わってきています。
 京都は長年、革新的な技術・サービスを、時代に先んじて育んできた地域であり、2020年には京都を含む京阪神地域が内閣府よりスタートアップエコシステムの拠点都市に選定されるなど、年々注目が集まっています。その京都を拠点に、1989年の開設当初よりイノベーター・起業家支援に取り組んできたKRPと、社会課題解決に取り組むプレイヤーを支援するtalikiの2社がタッグを組み、2020年に社会起業家に特化した起業支援プログラム「COM-PJ」を企画し現在に至っています。

■COM-PJ最終ピッチ 開催概要
・日時  : 2024年10月20日(日)「BEYOND 2024」プログラム内
・スケジュール:第1部 13:10~14:30/第2部 15:10~16:30
・登壇者:「COM-PJ」第5期生 
・審査員:(2024年9月20日時点)
後町 陽子 氏  株式会社キャピタルメディカ・ベンチャーズ マネージャー
田口 一成 氏  株式会社ボーダレス・ジャパン 代表取締役
渡辺 雅之 氏
石川 孔明 氏 ライフイズテック株式会社CFO
中村 多伽 氏  株式会社taliki代表取締役CEO、talikiファンド代表パートナー

※「BEYOND2024」について
BEYONDは、社会課題解決に取り組むプレイヤーを支援する株式会社talikiが主催するソーシャルイベントです。立場/所属/年齢/人種/性別/限界などあらゆる境界線を飛び越え、社会に新しい価値を共に提案する場として、 2018年から過去7回開催、合計1700名以上動員。起業家・学生・投資家・民間企業・行政・非営利団体など各セクターが横断的に参加し、次の未来についてともに考えていきます。

・主催 :株式会社taliki
・特別協力:京都リサーチパーク株式会社
・日時 :2024年10月19日(土)13:45~18:50(開場 13:00)
     2024年10月20日(日)12:00~18:15(開場 11:00)
・会場 :京都リサーチパーク 4号館 地下1階 バズホール /バンケットホール、2階ルーム1~2
・詳細 :https://beyondtaliki.info/  
・参加費:
社会起業家・学生・社会起業準備層・投資家・融資担当者 5,000円(2DAY)/一般 13,000円(2DAY)/京都企業に所属の方 10,000円(2DAY)ほか




■京都リサーチパークとは:
全国初の民間運営によるサイエンスパークとして1989年に開設。京都府・京都市の産業支援機関などを含めて510組織・6,000人が集積。オフィス・ラボ賃貸、貸会議室に加え、起業家育成、オープンイノベーション支援、セミナー・交流イベント開催など、新ビジネス・新産業創出に繋がる様々な活動を実施。「ここで、創発。~Paving for New Tomorrow~」をブランドスローガンとして、イノベーションを起こそうとする世界中の方々に、魅力的な交流の舞台、事業環境を提供することを通じて、世界を変える新たな事業が生まれることに貢献します。
京都リサーチパーク公式HP:https://www.krp.co.jp/



 ■talikiとは:
誰もが「生まれてきてよかった」と思える世界を目指し、社会課題が解決する仕組みづくりを行う。社会課題解決事業の立ち上げをサポートするインキュベーション事業、上場企業とソーシャルベンチャーを繋げるオープンイノベーション事業、インパクト拡大を目指すソーシャルベンチャーへの投資事業、社会起業家のこだわりを発信するメディア事業等を手がける。これまで、300事業以上の社会起業家の育成に搬送してきたtalikiのナレッジ・ノウハウを活用し、ビジネス構築の知識、起業家コミュニティの形成、起業家のメンタルケアも含めたワークショップの開催など、事業化までの環境づくりをプロデュースしている。 
taliki公式HP:https://www.taliki.co.jp/



1.「COM-PJ」第5期 最終ピッチ登壇者ご紹介
最終ピッチ登壇予定のプログラム参加者が取り組むテーマをご紹介します。
COM-PJ第5期生 様々な社会課題解決に取り組む若き起業家たち 
氏名(所属) 『ピッチ事業』




          小谷 瑞季氏(大阪大学、合同会社Quicken.代表)
      『公立学校に特化した潜在教員向け求人サイト「ミツカルセンセイ」』




          多和 実月 氏(株式会社I&Company/京都大学大学院)
       『「すべての人にお口からの健康を届ける」お口のテーマパーク」』




                波崎 大知 氏(JINEN株式会社)
        『Regenerative Luxuryを届けるメディア&OTA「STAY.EARTH」』




奥田智香 氏(株式会社リクルート)
『子育ての仲間を増やして、親も子も笑顔で過ごせる時間を増やす』
・西田一晴 氏(株式会社ドットログ/同志社大学)
『AIメンタルケアアプリ「AIzuchi」』
・西尾宗眞 氏(米とわたしと合同会社)
『食農体験に特化した田んぼオーナー型福利厚生サービス「米とわたしと」』
・寺田紫衣真 氏(学びと対話のオンライン教室 mimamo)
『中高生に対して、定期的な面談で対話を行い、多世代交流型のオンライン自習室では学習習慣をつけ、ロールモデルに出会える場を提供する』
・西谷旭斐 氏(広島修道大学)
『コーヒーの果肉と果皮を乾燥させた「カスカラ」を用いたプロダクト開発。』
・宮川亮 氏(早稲田大学/Fridays For Future Yokohama)『ストレスフリーに環境に配慮した行動変容を促すアイデアの社会実装』
・切田澄礼 氏(株式会社GRow)『様々な形での農への関わり方を可能にするマッチングサイト』
・二宮聖城 氏(近畿大学大学院修士2年/ファントフット株式会社)
『障がい児福祉施設マッチングサービス』
・服部鉄平 氏(フリーランス/北海道大学)『24時間365日即時の引っ越しサービスを提供する「MOVZ」』
・尾家ほの香 氏(株式会社Avec amour)
『自分らしいキャリアに出会える体験を全ての若者に』


2.COM-PJ 過去卒業生
■鈴木 粋 氏(株式会社モクジヤ)
2000年、京都に生まれる。創業者オタク。2023年8月、株式会社モクジヤを設立。創業者向けのサービスとして、創業者ご自身の半生をグラフィックレコーディングにして提供。そのグラレコ制作の過程で得られた創業者のロールモデルを「キャリアへの考え方」「お金/時間の使い方」「挑む心持ち」の三軸で分析し、創業者データベースを作成中。それらのデータを切り出して、創業者オタクサイト「FOUNDER’s FANPAGE(ファウンダーズ・ファンページ)」にて発信も行う。



■梶本 大雅 氏(株式会社オトギボックス)
株式会社マランフランアシスタントプロデューサー
特定非営利法人京都フィルハーモニー室内合奏団 理事
西宮市フレンテホール ディレクター
1998年 9月21日生 兵庫県西宮市出身 京都府在住
2021年大阪音楽大学 音楽学部 音楽学科 ミュージックコミュニケーション専攻を卒業。卒業時に音楽・社会活動賞を授与。 在学時にオトギボックスという団体を立ち上げ、
親子向けコンサート 「ようこそ絵本の音楽会へ」の制作を始める。




■久保 とくみ 氏(株式会社MiaLuce)
大阪医科薬科大学卒業後、看護師として勤務。
2021年に悪性リンパ腫にかかり、同時に母もがんになり、医療従事者、患者本人、患者の家族を経験。
闘病中は孤独、正しい情報が見つからない、同じ疾患のロールモデルが見つからず未来が想像できない不安、仕事と治療の課題、死に対する恐怖、社会的役割がない無力感が重なり抑うつ状態に陥ることを痛感。
このままでは未来のがん患者も同じ辛い経験をしてしまう、と闘病中に
がんオンラインサポートのサービスアイデアを着想。
Re:live 闘病サポートコミュニティを母体とし、リアルな原体験から 日本初!がん患者・家族の課題を解決するがん闘病サポートプラットフォーム"CureMind"を開発中。アプリ上では、情報コラム、がん患者を闘病アドバイザーや医療、社労士、キャリアの専門家やケア用品を含むサポート資源と結びつけることでがん患者をサポートし、 日々の服薬や副作用の記録、メンタルや体調の記録をアプリ上で行い、患者の闘病生活の管理と医療者とのコミュニケーションの円滑化、診察の効率化を図ることを目指す。



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