威勢良く木材初市 スギやヒノキ1万2千本
和歌山県上富田町生馬の西牟婁森林組合田辺木材共販所で9日、初市が開かれ、スギやヒノキなど約1万2千本(約1600立方メートル)が並んだ。良材を求めて約60人の業者が集まり、威勢良い「競り子」の声に合わせ、次々と競り落としていた。
出された木材は、県南部の山林から切り出された。樹齢は50~80年。競りは午前10時半から始まった。打越仁所長(51)ら3人が「競り子」を務め、独特の口調で価格を表示。業者は年輪や材質、色目などを見極めながら品定めした。
みなべ町から来た木材販売業の男性(72)は「ヒノキの良いものと、はりに使うものを探しにきた。ここは品物が多く買いやすい」と話した。
西牟婁森林組合の那須敏夫組合長(69)はあいさつで、今年6月に共販所近くで開業予定の木質バイオマス発電施設に触れ「燃料として年間約8万トンの木材を使うため、地元産材の消費につながると思う。化石燃料ではなく木材を使うことで環境への貢献もできる」と期待を寄せた。
出された木材は、県南部の山林から切り出された。樹齢は50~80年。競りは午前10時半から始まった。打越仁所長(51)ら3人が「競り子」を務め、独特の口調で価格を表示。業者は年輪や材質、色目などを見極めながら品定めした。
みなべ町から来た木材販売業の男性(72)は「ヒノキの良いものと、はりに使うものを探しにきた。ここは品物が多く買いやすい」と話した。
西牟婁森林組合の那須敏夫組合長(69)はあいさつで、今年6月に共販所近くで開業予定の木質バイオマス発電施設に触れ「燃料として年間約8万トンの木材を使うため、地元産材の消費につながると思う。化石燃料ではなく木材を使うことで環境への貢献もできる」と期待を寄せた。