和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年10月26日(土)

役場庁舎を青色ライトアップ

「手話言語の国際デー」に合わせ、ブルーにライトアップした上富田町役場(和歌山県上富田町朝来で)
「手話言語の国際デー」に合わせ、ブルーにライトアップした上富田町役場(和歌山県上富田町朝来で)
 「手話言語の国際デー」である23日、和歌山県の田辺・西牟婁でも、役場庁舎などをブルーにライトアップするなど、手話が言語であることの認知を広める取り組みが行われた。

 手話言語の国際デーは2017年に国連総会で決議された。決議文で、手話言語が音声言語と対等で、ろう者の人権が保障されるよう国連加盟国全てで手話言語についての意識を高める手段を講じることを促進するとしている。

 世界ろう連盟は9月23日に世界各地で、国連や世界ろう連盟のロゴの色で「世界平和」を表すブルーにライトアップすることを呼びかけており、全国で広がりつつある。

 同日、田辺・西牟婁では、田辺市役所の屋上看板や駅前商店街、白浜町役場、上富田町役場、すさみ町役場でブルーのライトアップがあった。各自治体では、広報紙でも「手話言語の国際デー」の説明や庁舎をライトアップすることを知らせた。

 各自治体は、手話に対する理解の促進や手話の普及を図る手話言語条例を制定している。