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2024年09月21日(土)

斎藤工、神木隆之介は「人間性にスケールの大きさを感じる」 日曜劇場で兄弟役

日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』の場面カット(C)TBS
日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』の場面カット(C)TBS
 俳優の神木隆之介が主演を務める、10月期のTBS系日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』(毎週日曜 後9:00)。主人公・鉄平の良き理解者でもある兄・進平を演じるのは斎藤工。妻が亡くなったことを認められず、帰りを待ち続けている炭鉱夫という役どころに挑む斎藤に、本作への意気込みや見どころを聞いた。

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 本作は、1955年からの石炭産業で躍進した長崎県・端島と、現代の東京を舞台にした70年にわたる愛と友情、そして家族の壮大な物語。戦後復興期から高度経済成長期の“何もないけれど夢があり活力に満ちあふれた時代”にあった家族の絆や人間模様、青春と愛の物語を紡いでいく。同時に、現代の“一見して何でもあるけれど若者が夢を持てない時代”を描き、過去から現代に通じる希望を見つけだす、時代を超えたヒューマンラブエンターテインメントを繰り広げる。

――オファー受けた際の気持ちをお聞かせください。

脚本・野木亜紀子さん、塚原あゆ子監督、新井順子プロデューサーが舵を取る船に、座長・神木さんらとともに乗せていただけることになり、贅沢な気持ちでいっぱいでした。いち視聴者として、このチームとキャストとが作り出す化学反応を見てみたいと思いましたし、それを現場で僕自身で体験できることがうれしかったです。

――実際にチームに参加してみていかがですか?

本読みの段階で、共演者の皆さんの役柄の捉え方や、ご自身のキャラクターとの融合に圧倒されました。進平は炭鉱夫役なのでロケでの撮影も多いのですが、背景の映し方にまで一切妥協がなくて。入念なロケハンを行っていることと、極力フィクションを省いて端島を再現するんだという強い思いを現場に立つたびに感じます。

――進平の役柄について教えてください。

進平は戦争を体験した人間で、ある意味十字架を背負っている人間。でもそれは時代的に進平に限ったことではありません。炭まみれになりながらお芝居をする中で、自分たちで一から島を作っていくぞ!という沸き立つ熱量を感じ、そういった戦争直後の日本のエネルギーが日本の発展の基盤になったのではないかなと。
そして、お芝居では鉄平と父・一平(國村隼)との距離感も大切にしています。3人には少し激情型な一面があって、國村さんとも「一瞬で感情に火がつくのは、荒木家ならではなのでは」と話していて。あまり決め込みすぎず、お2人のお芝居を反射させながら家族の関係性を作るように心掛けています。

――主演・神木さんの現場での印象は?

神木さんは、主役たる振る舞いをされながらもすごく柔和な方で、スタッフさんとコミュニケーションをとっている様子を見ていると、部署という垣根を自ら跨いで繋げてくれる方だなと感じます。 俳優部のキャプテンとしてだけではなく、作品全体を先導してくれている人間性にスケールの大きさを感じますね。

――現場の全体の雰囲気はいかがですか?

それぞれが経験をしたことがない当時の端島を想像しながら、創意工夫を重ねている素敵な現場です。僕の役は方言の勉強も必要だったのですが、長崎県出身の林啓史監督をはじめ、教科書通りのイントネーションに囚われて役を忘れてしまう瞬間がないように皆さんがサポートしてくださるので、とても頼もしいです。

――楽しみにしていてほしい映像はありますか?

現代と端島の時代感のコントラストには、やはり注目していただきたいです。美術部さん、衣装部さんをはじめとした全部署が、タイムスリップしたかのような映像を作るためにこだわり抜いています。小道具1つとっても手触りで僕たちを当時の端島に連れて行ってくれるので、より本作の世界観に入ることができていて。スタッフの皆さんの努力に日々感銘を受けています。

――最後に視聴者の皆さんにメッセージをお願いいたします。

戦後の日本が立ち上がるエネルギーがふんだんに宿る本作。どこかくすぶっている現代と、当時の端島からみなぎるエネルギーのコントラストを、今を生きる視聴者の皆さんにも浴びていただきたいです。野木さんの素晴らしい脚本を、塚原監督の演出に身を委ねながら。そしてそれを新井順子プロデューサーが俯瞰で見守ってくれるという、強靭なチームで一生懸命撮影を重ねています。まさに今の時代に必要な作品になっていますので、ぜひご期待ください!

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提供:oricon news