和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年09月20日(金)

脳梗塞の前兆は?「いつもと違う頭痛」直後に左半身が全く動かず…妻に助けられた当事者が警鐘「とにかく人がいるところへ」

急にいつもと違う頭痛を感じたら…?
急にいつもと違う頭痛を感じたら…?
 何らかの原因で脳の動脈が閉塞し、血液がいかなくなって脳が壊死してしまう脳梗塞。その兆候に自ら気づき、妻に救急車を呼んでもらって「現在なにも症状なし!」という“人間池畑と愛犬たび(6歳半)”(@IKEHATAtoTABI)さん。大事に至らなかったというX(Twitter)の投稿は、592万件表示、4.7万いいねを記録した。投稿者に、兆候に気づいた当時の状況や、“異変を感じた時”のアドバイスなどを聞いた。

【写真】「良かった…」現在は退院して、かわいすぎる愛犬の定点観察を再開中

 44歳の池畑さんは8月31日に「いつもと違う頭痛」を感じた直後に左半身がしびれ始めて、妻に救急車呼んでもらっている間に左半身が全く動かなくなったとのこと。

 脳動脈解離からの脳梗塞と診断されたものの、手術なしで重篤な症状もなかったようだ。しかし、その後微熱などがあったために、CTや心電図などの検査を受けたりし、9月8日に退院した。

 当時の状況を振り返り、「生存ルートに入れたのはやはり妻がデカいように感じます」と妻に感謝。「もし一人だったら電話は出来ても一階に降りて玄関の鍵を開けるのが確実に無理でした。妻ありがてえ…BIG LOVEだぜ…」と夫婦仲を深めた結果となった。

 今回、即座に「脳だ」と自身で判断ができた理由については「弟や祖父母が脳梗塞をやっていたのもあり色々調べて知識はありました」と家族に同様の症状が過去にあったとのこと。

 救急車をすぐに呼んでくれた妻には「ありがたい気持ちです。きっと死んだら俺を置いて天国に行くと思います。推薦もします」と心から感謝。

 同様の症状を今後経験する人への助言については「専門家でもないのに無責任なことも言えない」としつつも「ただヤバいと一瞬でも思ったら、人が近くにいる場所に移動した方が良いです。救急車とか頼めますし」とのこと。

 「自分は片脚が動かなかったんですけど、想像以上に何も出来なくなりました。立ち上がることも、ズボンを履くことも、這って移動も…何も出来なかったです」と当事者ならではの意見を明かしてくれた。

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