和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月20日(金)

田辺商議所「発展の年に」 新春年賀会に230人

新春年賀会であいさつする榎本長治会頭(4日、田辺市文里2丁目で)
新春年賀会であいさつする榎本長治会頭(4日、田辺市文里2丁目で)
 田辺商工会議所(榎本長治会頭)の新春年賀会が4日、田辺市文里2丁目のホテルであった。令和になって初の開催。地元政財界の約230人が出席し、地域の発展へ思いを新たにした。

 紀南と東京を往復するビジネスマンや観光客の増加を受け、昨年南紀白浜空港と羽田空港を結ぶ定期便が大型化された。串本町ではロケット発射場の建設が進み、高速道路の紀南一周も計画が進んでいる。

 榎本会頭は「十干と十二支の組み合わせによる今年のえとは庚子(かのえ・ね)で、変化が生まれる状態」と説明。「田辺市でも駅前の景観整備や武道館の建設が進み、新庁舎建設、文里湾横断道路も動きだすなど変化が具体化してきた。これまで継続してきたことをいかに発展させるかが問われる」と呼び掛けた。

 来賓の真砂充敏市長も昨年、国内最大級の外国人向け日本情報サイトの2020年に外国人が訪れるべき日本の観光地ランキングで「熊野地方」が1位になったことや、地域の取り組みが全国表彰を受けたことを挙げ「地域が一定の評価を得ている。次のステップに発展の1年にしたい」と述べた。