「川添茶」収穫始まる 例年並み10トン見込む、和歌山県白浜町市鹿野地区
和歌山県白浜町市鹿野地区の茶畑で25日、特産品「川添茶」の茶摘みが始まった。一番茶は5月上旬まで、二番茶は6月上旬~下旬に収穫される。今年の収穫量は地区全体で例年並みの10トンが見込まれている。
今年の茶摘みは3月に気温の冷え込みが厳しかった影響などで、例年より3日ほど遅くなったという。
市鹿野地区は、多雨で朝霧が発生する地形に加え、昼夜の気温差が大きいなどの条件から、茶葉の栽培に適している。江戸初期から産地として知られている。
現在の生産農家は6戸。「やぶきた」という品種を中心に4ヘクタールで栽培している。高齢化と後継者不足で、生産農家が減少。茶園を維持していくことが困難な状況の中、茶栽培の歴史を絶やさないよう協力して取り組んでいる。
収穫した一番茶は、地区内にある製茶工場で加工された後、8割が静岡県の茶市場へ出荷される。残り2割は5月中旬ごろから田辺市内の茶専門店や一部のスーパーマーケットなどで販売される。
この日、可搬式摘採機で新芽を刈り取った生産者の福永光展さん(32)は「今年も良い出来。順調に育っている」と話した。
今年の茶摘みは3月に気温の冷え込みが厳しかった影響などで、例年より3日ほど遅くなったという。
市鹿野地区は、多雨で朝霧が発生する地形に加え、昼夜の気温差が大きいなどの条件から、茶葉の栽培に適している。江戸初期から産地として知られている。
現在の生産農家は6戸。「やぶきた」という品種を中心に4ヘクタールで栽培している。高齢化と後継者不足で、生産農家が減少。茶園を維持していくことが困難な状況の中、茶栽培の歴史を絶やさないよう協力して取り組んでいる。
収穫した一番茶は、地区内にある製茶工場で加工された後、8割が静岡県の茶市場へ出荷される。残り2割は5月中旬ごろから田辺市内の茶専門店や一部のスーパーマーケットなどで販売される。
この日、可搬式摘採機で新芽を刈り取った生産者の福永光展さん(32)は「今年も良い出来。順調に育っている」と話した。