矢を放ち一年の安寧祈る 串本、有田神社
和歌山県串本町有田上の有田神社で3日、「お的祭り」が営まれた。300年以上続くとされる神事で男女3人の「弓頭」が計54本の矢を放ち、一年間の安寧を祈った。
弓頭は男子中高校生2人が務めていたが、子どもが少なくなったため、2017年から女子や中高校生以外も務めている。今年は昨年に続いて会社員の寒川広夢さん(20)、神島高校2年の水本小夏さん(17)、串本古座高校2年の長谷川莉杏さん(17)が務めた。
拝殿や本殿での神事の後、弓頭は湯に浸したササの葉で身を清め、神社横の休耕田で1人18本ずつ的を目掛けて矢を放った。的に当たると、総代や訪れた地元住民から拍手が送られた。
3人は最初の15本は羽織はかまの上に、素人を意味する白い法被を着て射た。残り3本は上達して玄人になったことを意味する黒い法被に着替えて放った。そのうち、最後の矢は氏神に力強く災いを払ってもらうことを祈願して、上空目掛けて遠くへ飛ばした。
深美芳治宮司(80)は「今年は天災や人災がない平穏無事な一年であってほしい。氏子の数が増える年でもあってもらいたい」と話した。
弓頭は男子中高校生2人が務めていたが、子どもが少なくなったため、2017年から女子や中高校生以外も務めている。今年は昨年に続いて会社員の寒川広夢さん(20)、神島高校2年の水本小夏さん(17)、串本古座高校2年の長谷川莉杏さん(17)が務めた。
拝殿や本殿での神事の後、弓頭は湯に浸したササの葉で身を清め、神社横の休耕田で1人18本ずつ的を目掛けて矢を放った。的に当たると、総代や訪れた地元住民から拍手が送られた。
3人は最初の15本は羽織はかまの上に、素人を意味する白い法被を着て射た。残り3本は上達して玄人になったことを意味する黒い法被に着替えて放った。そのうち、最後の矢は氏神に力強く災いを払ってもらうことを祈願して、上空目掛けて遠くへ飛ばした。
深美芳治宮司(80)は「今年は天災や人災がない平穏無事な一年であってほしい。氏子の数が増える年でもあってもらいたい」と話した。