【プロジェクト管理におけるEQ (感情的知性)】日本のプロジェクトマネージャーの80%が導入、世界平均は95%
世界12カ国の2,500名に調査を行い、プロジェクト管理におけるEQの重要性をまとめました。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202409035862-O1-PM8LUGof】
本記事は、キャプテラ(Capterra)のWebサイトに掲載されている「プロマネの66%が人間関係の管理に苦労!?感情的知性 (EQ) を取り入れて社内コミュニケーションの向上を図ろう」の一部を抜粋したものです。調査内容の詳細は本記事文末でご覧いただけます。
本記事のポイント:
1、日本のプロジェクトマネージャーの80%がEQを取り入れており、世界12カ国平均ではその割合が95%
2、プロジェクトマネージャーの96%が、チームのEQの高さが目標達成能力にプラスの影響を与えると考える
3、EQスキルが最も効果的に活用される場面は、問題解決、リスク管理、チーム管理
「Emotional Intelligence Quotient」の頭文字であるEQは、日本語では「感情的知性」または「心の知能指数」のように訳され、感情を認識して活用し、理解、管理する能力のことを指します。
ビジネスの分野では、プロジェクト進行においてPMがいかに効果的にプロジェクトを管理しながら、プロジェクト関係者とのコミュニケーションや信頼性を構築できるかが重要であり、そこで鍵を握るのがEQです。本調査では、日本のプロジェクト管理においてEQがどのように使われているのかを世界12ヵ国と比較しながら見ていきます。
1、日本のプロジェクトマネージャーの80%がEQを取り入れており、世界12カ国平均ではその割合が95%
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202409035862-O2-GfoQ76L3】
Q.「あなたの担当するプロジェクト管理業務に、EQに基づく手法をどのくらいの頻度で取り入れていますか?」
注)端数処理により、合計が100%にならない場合がある
12カ国平均
常に取り入れている(42%)
多く取り入れている(53%)
あまり取り入れていない(4%)
全く取り入れていない(1%)
日本
常に取り入れている(30%)
多く取り入れている(50%)
あまり取り入れていない(15%)
全く取り入れていない(6%)
日本のプロジェクトマネージャーの80%が「頻繁に」または「常に」EQを取り入れていると回答しており、日本でもその重要性が高いことがわかります。しかし、世界12カ国平均ではその割合が95%に達しており、日本は調査対象国の中で最下位となりました。
次に、プロジェクト管理におけるEQ活用の近年の進化について質問しました。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202409035862-O3-8M9jMY1O】
Q.「過去2年間で、仕事でEQを用いることが増えたと感じますか、それとも減ったと感じますか?」
注)「増加した」は、「大幅に増加した」及び「ある程度増加した」の回答を合計したもの。また、「減少した」は、「大幅に減少した」及び「ある程度減少した」の回答を合計したもの。端数処理により、合計が100%にならない場合がある
12カ国平均
増加した(85%)
変わらない(12%)
減少した(3%)
日本
増加した(72%)
変わらない(26%)
減少した(3%)
日本のプロジェクトマネージャーの26%が「変化がない」と回答しており、12カ国平均の12%よりも高い割合となっています。つまり、世界ではEQの利用が増加している一方で、日本では普及がやや遅れていることが明らかになりました。
2、プロジェクトマネージャーの96%が、チームのEQの高さが目標達成能力にプラスの影響を与えると考える
続いて、本調査の回答者である日本を含む世界12カ国でプロジェクトマネージャーにEQの影響度を尋ねたところ、96%もの回答者が、「プロジェクトチームのEQの高さが目標達成能力にプラスの影響を与える」としました。
日本のプロジェクトマネージャーに絞った場合も同様の割合であり、日本を含む世界中で、感情的知性 (EQ) が社内コミュニケーションに良い影響を与え、プロジェクトの目標達成につながると実感していることがわかりました。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202409035862-O4-2Xd9GsTN】
Q.「あなたの経験から、プロジェクトチームのEQの高さは、チームの目標達成能力にどの程度のプラスの影響を与えると思いますか?」
注)「大いに影響を与える」及び「ある程度の影響を与える」の回答を合計したもの
3、EQスキルが最も効果的に活用される場面は、問題解決、リスク管理、チーム管理
続いて、日本のプロジェクトマネージャーに具体的にどの場面でEQ能力が役に立つのか質問したところ、問題解決、リスク管理、チーム管理の各場面で特に効果を発揮するという結果になりました。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202409035862-O5-UNVM9pQd】
Q.「プロジェクト管理を担当する上で、自分のEQスキルが最も活かされるのはどのような場面ですか?」
注)日本の回答者のみ。複数回答のため、合計は100%にならない。回答数の多かった上位3項目のみを抜粋して掲載
・問題解決(54%)
・リスク管理(50%)
・チーム管理(49%)
まとめ
今回の記事では、世界12カ国のプロジェクトマネージャーに調査を行い、プロジェクト管理におけるEQ活用の現状についてまとめました。
調査の結果から、プロジェクト進行においてチームのEQの高さが目標達成能力に直結していると言えるでしょう。また、日本を含む世界各国のプロジェクトマネージャーが近年感じてきた通り、その重要性は今後ますます高まっていくことが予想されます。
EQスキルを高めることでチームの協力体制が強化され、プロジェクトの成功率向上が期待できます。
その他の知見:
・日本のプロジェクトマネージャーの66%が人間関係の管理に苦労している。他には、他者への働きかけ (48%) やコンフリクト解消 (47%) に課題を感じている。
・経営幹部がEQの重要性を理解している組織では、プロジェクトのパフォーマンスが向上している
♦︎キャプテラ「2024年プロジェクト管理ツールの効果に関する調査」:
プロマネの66%が人間関係の管理に苦労!?社内コミュニケーションに感情的知性 (EQ) を取り入れて効果を高めよう
※ 職場での実践的なEQ活用方法もご紹介!
https://www.capterra.jp/blog/6505/customer-service-ai
【最新IT市場の動向やマーケティングリサーチ調査一覧はこちら】
キャプテラの「2024年プロジェクト管理ツールの効果に関する調査」は2024年5月にオンラインで実施され、世界12カ国2,500 名 (うち、日本からは200名) が回答しました。調査の目的は、プロジェクト遂行においてプロジェクトマネージャーに必要なリーダーシップ能力や感情的知性、そしてAIの活用方法を明らかにすることです。以下の条件に合致する方を対象としました。
・組織の規模を問わず、自社のプロジェクト管理業務に携わっている
・現在、会社でプロジェクト管理のソフトウェアを使用している
Capterra(キャプテラ)について
SaaS / ソフトウェア製品の無料比較プラットフォームのCapterra(キャプテラ)は、1999年の創業以来、多くの中小企業をサポートしてきました。SaaS製品の検索や比較、そして検証済みユーザーレビューを閲覧して最適な製品選びにご活用ください。
詳しくは、当社ウェブサイト、またはX、YouTubeをご覧ください。
プレスリリース詳細へ https://kyodonewsprwire.jp/release/202409035862
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202409035862-O1-PM8LUGof】
本記事は、キャプテラ(Capterra)のWebサイトに掲載されている「プロマネの66%が人間関係の管理に苦労!?感情的知性 (EQ) を取り入れて社内コミュニケーションの向上を図ろう」の一部を抜粋したものです。調査内容の詳細は本記事文末でご覧いただけます。
本記事のポイント:
1、日本のプロジェクトマネージャーの80%がEQを取り入れており、世界12カ国平均ではその割合が95%
2、プロジェクトマネージャーの96%が、チームのEQの高さが目標達成能力にプラスの影響を与えると考える
3、EQスキルが最も効果的に活用される場面は、問題解決、リスク管理、チーム管理
「Emotional Intelligence Quotient」の頭文字であるEQは、日本語では「感情的知性」または「心の知能指数」のように訳され、感情を認識して活用し、理解、管理する能力のことを指します。
ビジネスの分野では、プロジェクト進行においてPMがいかに効果的にプロジェクトを管理しながら、プロジェクト関係者とのコミュニケーションや信頼性を構築できるかが重要であり、そこで鍵を握るのがEQです。本調査では、日本のプロジェクト管理においてEQがどのように使われているのかを世界12ヵ国と比較しながら見ていきます。
1、日本のプロジェクトマネージャーの80%がEQを取り入れており、世界12カ国平均ではその割合が95%
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202409035862-O2-GfoQ76L3】
Q.「あなたの担当するプロジェクト管理業務に、EQに基づく手法をどのくらいの頻度で取り入れていますか?」
注)端数処理により、合計が100%にならない場合がある
12カ国平均
常に取り入れている(42%)
多く取り入れている(53%)
あまり取り入れていない(4%)
全く取り入れていない(1%)
日本
常に取り入れている(30%)
多く取り入れている(50%)
あまり取り入れていない(15%)
全く取り入れていない(6%)
日本のプロジェクトマネージャーの80%が「頻繁に」または「常に」EQを取り入れていると回答しており、日本でもその重要性が高いことがわかります。しかし、世界12カ国平均ではその割合が95%に達しており、日本は調査対象国の中で最下位となりました。
次に、プロジェクト管理におけるEQ活用の近年の進化について質問しました。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202409035862-O3-8M9jMY1O】
Q.「過去2年間で、仕事でEQを用いることが増えたと感じますか、それとも減ったと感じますか?」
注)「増加した」は、「大幅に増加した」及び「ある程度増加した」の回答を合計したもの。また、「減少した」は、「大幅に減少した」及び「ある程度減少した」の回答を合計したもの。端数処理により、合計が100%にならない場合がある
12カ国平均
増加した(85%)
変わらない(12%)
減少した(3%)
日本
増加した(72%)
変わらない(26%)
減少した(3%)
日本のプロジェクトマネージャーの26%が「変化がない」と回答しており、12カ国平均の12%よりも高い割合となっています。つまり、世界ではEQの利用が増加している一方で、日本では普及がやや遅れていることが明らかになりました。
2、プロジェクトマネージャーの96%が、チームのEQの高さが目標達成能力にプラスの影響を与えると考える
続いて、本調査の回答者である日本を含む世界12カ国でプロジェクトマネージャーにEQの影響度を尋ねたところ、96%もの回答者が、「プロジェクトチームのEQの高さが目標達成能力にプラスの影響を与える」としました。
日本のプロジェクトマネージャーに絞った場合も同様の割合であり、日本を含む世界中で、感情的知性 (EQ) が社内コミュニケーションに良い影響を与え、プロジェクトの目標達成につながると実感していることがわかりました。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202409035862-O4-2Xd9GsTN】
Q.「あなたの経験から、プロジェクトチームのEQの高さは、チームの目標達成能力にどの程度のプラスの影響を与えると思いますか?」
注)「大いに影響を与える」及び「ある程度の影響を与える」の回答を合計したもの
3、EQスキルが最も効果的に活用される場面は、問題解決、リスク管理、チーム管理
続いて、日本のプロジェクトマネージャーに具体的にどの場面でEQ能力が役に立つのか質問したところ、問題解決、リスク管理、チーム管理の各場面で特に効果を発揮するという結果になりました。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202409035862-O5-UNVM9pQd】
Q.「プロジェクト管理を担当する上で、自分のEQスキルが最も活かされるのはどのような場面ですか?」
注)日本の回答者のみ。複数回答のため、合計は100%にならない。回答数の多かった上位3項目のみを抜粋して掲載
・問題解決(54%)
・リスク管理(50%)
・チーム管理(49%)
まとめ
今回の記事では、世界12カ国のプロジェクトマネージャーに調査を行い、プロジェクト管理におけるEQ活用の現状についてまとめました。
調査の結果から、プロジェクト進行においてチームのEQの高さが目標達成能力に直結していると言えるでしょう。また、日本を含む世界各国のプロジェクトマネージャーが近年感じてきた通り、その重要性は今後ますます高まっていくことが予想されます。
EQスキルを高めることでチームの協力体制が強化され、プロジェクトの成功率向上が期待できます。
その他の知見:
・日本のプロジェクトマネージャーの66%が人間関係の管理に苦労している。他には、他者への働きかけ (48%) やコンフリクト解消 (47%) に課題を感じている。
・経営幹部がEQの重要性を理解している組織では、プロジェクトのパフォーマンスが向上している
♦︎キャプテラ「2024年プロジェクト管理ツールの効果に関する調査」:
プロマネの66%が人間関係の管理に苦労!?社内コミュニケーションに感情的知性 (EQ) を取り入れて効果を高めよう
※ 職場での実践的なEQ活用方法もご紹介!
https://www.capterra.jp/blog/6505/customer-service-ai
【最新IT市場の動向やマーケティングリサーチ調査一覧はこちら】
キャプテラの「2024年プロジェクト管理ツールの効果に関する調査」は2024年5月にオンラインで実施され、世界12カ国2,500 名 (うち、日本からは200名) が回答しました。調査の目的は、プロジェクト遂行においてプロジェクトマネージャーに必要なリーダーシップ能力や感情的知性、そしてAIの活用方法を明らかにすることです。以下の条件に合致する方を対象としました。
・組織の規模を問わず、自社のプロジェクト管理業務に携わっている
・現在、会社でプロジェクト管理のソフトウェアを使用している
Capterra(キャプテラ)について
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