学校法人近畿大学とNTTグループがパートナーシップ協定を締結 学際的連携基盤「総合知包括的融合研究拠点」構築へ
学校法人近畿大学(大阪府東大阪市)、日本電信電話株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:島田 明、以下:NTT)、株式会社NTTデータ(本社:東京都江東区、代表取締役社長:佐々木 裕、以下:NTTデータ)、NTTプレシジョンメディシン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:是川 幸士、以下:NTTプレシジョンメディシン)は、学際的連携基盤「総合知包括的融合研究拠点」を構築することで、人と街のwell-being向上、健康寿命延伸をめざし、令和6年(2024年)8月30日(金)にパートナーシップ協定(以下:本件)を締結しました。
[画像1]https://digitalpr.jp/simg/2341/94202/700_394_2024083012190666d13a2a80159.png
パートナーシップのイメージ
1.本件のポイント
学校法人近畿大学とNTTグループが、学際的連携基盤「総合知包括的融合研究拠点」の構築を目的としてパートナーシップ協定を締結
総合知包括的融合研究拠点(以下:「本拠点」)を構築し、well-beingの向上、健康寿命延伸をめざ
4者の強みを活かすことで、<地域住民・患者><医療機関・アカデミア><公的機関・民間企業>等多方面に効果を波及する
2.本件の背景
臨床医学の発展や医療制度の進歩により、我が国の健康寿命は世界1位※となっています。今後さらなる個別化された医療(プレシジョンメディシン)を提供し、健康寿命を延伸するためには、遺伝子レベルの病態解明だけでなく、患者の主観的・客観的データを医師の診療データと統合し、AI等を用いて解析することで、より細かな医学的アプローチ方法を創出することが重要であると考えられています。
また、「身体的・精神的・社会的なより良い状態」を示し、健康寿命と相互に相関するwell-beingの向上も社会的に求められていますが、医学的アプローチだけではwell-beingを解釈することは困難です。医学を主軸として社会学、経済学、情報学、心理学等の異なる分野の知識を融合させ、社会全体との対話を通じて共に新しい解決策や価値を創り出すことによって、より多面的で実践的なアプローチを実行し、地域住民一人ひとりのニーズに応じたwell-beingの向上が求められています。
学校法人近畿大学は、近畿大学医学部キャンパス・近畿大学病院を令和7年(2025年)11月に大阪狭山市から堺市へ移転・新設するプロジェクトを進行中です。これによって、臨床医学領域のより一層の研究力強化だけでなく、地域医療機関や他都道府県の医療機関、アジアの医療機関との連携を目的とした拠点構築をめざしています。
また、NTTグループはNTTグループメディカル・ヘルスケア事業ビジョンに基づき、医療データや健康データを活用した個別最適なサービス、プレシジョンメディシンサービスを提供することで、well-being社会の実現をめざしています。
今回、近畿大学とNTTグループ3社は、双方の考え方や取り組みに共感し、本パートナーシップ協定の締結に至りました。地域社会のステークホルダーと連携し、本拠点を活用することで、人と街のwell-being向上、健康寿命の延伸をめざします。
※出典:World health statistics 2023
https://www.who.int/publications/i/item/9789240074323
(P86)
3.本件の効果
本拠点においては、近畿大学(キャンパス、病院等)の所在地域(実証フィールド)から収集する医療データと健康データを統合し、臨床医学的なアプローチだけでなく、人文科学をはじめとした多様な学問アプローチの両面から、相乗的に融合・深化させた総合知(メタ総合知)を用いて解析を行うことで、以下のような効果が期待できます。
<地域住民や患者に対する効果>
来院時、非来院時のデータ連携による、より適切な医療の提供
個人の医療データ、健康データ、生活データを活用することによる、個別化サービスの提供
<医療機関・アカデミアに対する効果>
個人の遺伝的な特性や生活スタイル・習慣に応じた最適な医薬品・治療方法等の予測支援
医療データと健康データを統合・解析することによる新たな知見の創出
臨床所見と健康データの高度解析による発症リスクの予測と疾患の早期発見・予防
多種多様な病態のデータ収集・再現・解析による体系的な治療方法の確立
多角的なwell-being研究の活性化
<公的機関・民間企業に対する効果>
周辺住民・患者の医療・健康データ活用による政策立案の高品質化、新商品・新サービス等の発案・立案
承認前治療薬の臨床上の効果や副作用の検証を補完すること(治験の支援)による承認の早期化
4.締結概要(4者の役割)
近畿大学:卓越した臨床医学的知見および、学際的に結合し深化させる多様な学問分野(社会学、経済学、情報学、心理学等)における知見の提供、患者・住民同意のもと収集した医療データ、健康データ、生活データの収集、解析、提供、地域連携の推進
NTT:生体センシング技術を活用した非侵襲的な患者データの収集技術提供(深部体温センサー等)
NTTデータ:医療情報プラットフォーム、健康管理クラウドサービス等の提供
NTTプレシジョンメディシン:医療データをセキュアに流通・検索・分析・活用可能な検索・サンドボックス環境の提供による製薬企業とのデータドリブンな次世代医療の支援(Japan Precision-medicine Platform※)
※ Japan Precision-medicine Platform
医療データをセキュアに流通・活用可能なプラットフォームによる、データドリブンな次世代医療研究の推進~NTTライフサイエンス社によるJapan プレシジョン・メディシン プラットフォーム™提供開始~
https://group.ntt/jp/newsrelease/2024/04/15/240415a.html
医療リアルワールドデータ収集・提供ソリューション(CyberRシリーズ)等の提供
プレスリリース詳細へ https://digitalpr.jp/r/94202
[画像1]https://digitalpr.jp/simg/2341/94202/700_394_2024083012190666d13a2a80159.png
パートナーシップのイメージ
1.本件のポイント
学校法人近畿大学とNTTグループが、学際的連携基盤「総合知包括的融合研究拠点」の構築を目的としてパートナーシップ協定を締結
総合知包括的融合研究拠点(以下:「本拠点」)を構築し、well-beingの向上、健康寿命延伸をめざ
4者の強みを活かすことで、<地域住民・患者><医療機関・アカデミア><公的機関・民間企業>等多方面に効果を波及する
2.本件の背景
臨床医学の発展や医療制度の進歩により、我が国の健康寿命は世界1位※となっています。今後さらなる個別化された医療(プレシジョンメディシン)を提供し、健康寿命を延伸するためには、遺伝子レベルの病態解明だけでなく、患者の主観的・客観的データを医師の診療データと統合し、AI等を用いて解析することで、より細かな医学的アプローチ方法を創出することが重要であると考えられています。
また、「身体的・精神的・社会的なより良い状態」を示し、健康寿命と相互に相関するwell-beingの向上も社会的に求められていますが、医学的アプローチだけではwell-beingを解釈することは困難です。医学を主軸として社会学、経済学、情報学、心理学等の異なる分野の知識を融合させ、社会全体との対話を通じて共に新しい解決策や価値を創り出すことによって、より多面的で実践的なアプローチを実行し、地域住民一人ひとりのニーズに応じたwell-beingの向上が求められています。
学校法人近畿大学は、近畿大学医学部キャンパス・近畿大学病院を令和7年(2025年)11月に大阪狭山市から堺市へ移転・新設するプロジェクトを進行中です。これによって、臨床医学領域のより一層の研究力強化だけでなく、地域医療機関や他都道府県の医療機関、アジアの医療機関との連携を目的とした拠点構築をめざしています。
また、NTTグループはNTTグループメディカル・ヘルスケア事業ビジョンに基づき、医療データや健康データを活用した個別最適なサービス、プレシジョンメディシンサービスを提供することで、well-being社会の実現をめざしています。
今回、近畿大学とNTTグループ3社は、双方の考え方や取り組みに共感し、本パートナーシップ協定の締結に至りました。地域社会のステークホルダーと連携し、本拠点を活用することで、人と街のwell-being向上、健康寿命の延伸をめざします。
※出典:World health statistics 2023
https://www.who.int/publications/i/item/9789240074323
(P86)
3.本件の効果
本拠点においては、近畿大学(キャンパス、病院等)の所在地域(実証フィールド)から収集する医療データと健康データを統合し、臨床医学的なアプローチだけでなく、人文科学をはじめとした多様な学問アプローチの両面から、相乗的に融合・深化させた総合知(メタ総合知)を用いて解析を行うことで、以下のような効果が期待できます。
<地域住民や患者に対する効果>
来院時、非来院時のデータ連携による、より適切な医療の提供
個人の医療データ、健康データ、生活データを活用することによる、個別化サービスの提供
<医療機関・アカデミアに対する効果>
個人の遺伝的な特性や生活スタイル・習慣に応じた最適な医薬品・治療方法等の予測支援
医療データと健康データを統合・解析することによる新たな知見の創出
臨床所見と健康データの高度解析による発症リスクの予測と疾患の早期発見・予防
多種多様な病態のデータ収集・再現・解析による体系的な治療方法の確立
多角的なwell-being研究の活性化
<公的機関・民間企業に対する効果>
周辺住民・患者の医療・健康データ活用による政策立案の高品質化、新商品・新サービス等の発案・立案
承認前治療薬の臨床上の効果や副作用の検証を補完すること(治験の支援)による承認の早期化
4.締結概要(4者の役割)
近畿大学:卓越した臨床医学的知見および、学際的に結合し深化させる多様な学問分野(社会学、経済学、情報学、心理学等)における知見の提供、患者・住民同意のもと収集した医療データ、健康データ、生活データの収集、解析、提供、地域連携の推進
NTT:生体センシング技術を活用した非侵襲的な患者データの収集技術提供(深部体温センサー等)
NTTデータ:医療情報プラットフォーム、健康管理クラウドサービス等の提供
NTTプレシジョンメディシン:医療データをセキュアに流通・検索・分析・活用可能な検索・サンドボックス環境の提供による製薬企業とのデータドリブンな次世代医療の支援(Japan Precision-medicine Platform※)
※ Japan Precision-medicine Platform
医療データをセキュアに流通・活用可能なプラットフォームによる、データドリブンな次世代医療研究の推進~NTTライフサイエンス社によるJapan プレシジョン・メディシン プラットフォーム™提供開始~
https://group.ntt/jp/newsrelease/2024/04/15/240415a.html
医療リアルワールドデータ収集・提供ソリューション(CyberRシリーズ)等の提供
プレスリリース詳細へ https://digitalpr.jp/r/94202