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2024年12月17日(火)

パンダも迎春準備 特製の門松と氷贈る

「2020」の氷や特製の門松に興味を示す永明(27日、和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドで)
「2020」の氷や特製の門松に興味を示す永明(27日、和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドで)
 和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドは27日、雄のジャイアントパンダ「永明(えいめい)」(27歳)に、来年の西暦「2020」をかたどった氷と特製の門松を贈った。

 永明はプレゼントのそばに座り、おいしそうに竹を頬張った。愛知県岡崎市から家族4人で来た小学3年生の男児(9)は「パンダを見るのは初めて。大きくてかわいい」と話した。

 施設によると、永明は人間の年齢に換算すれば80代になるが、竹をよく食べており、体調はとても良い。体重は約110キロ。

 これまでに施設で生まれたパンダ16頭のうち15頭の父親としても知られる。施設では来春も、永明と雌の「良浜(らうひん)」(19歳)との交配に挑戦する予定。

 施設では、元日の開園(午前10時)、パンダファミリーの末っ子に当たる雌の「彩浜(さいひん)」(1歳)にも「2020」をかたどった氷を贈る予定。