和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年11月15日(金)

サン・クロレラがホヤ加工物の製造方法及びホヤ加工物に関する特許を取得しました。プラズマローゲンの経時安定性が向上したホヤ粉末を使用した『冴えた毎日のためのケア』製品を販売中!

株式会社サン・クロレラ

ホヤ由来プラズマローゲン1,000μg配合「サン・ニューロ」


自然由来の健康食品を展開する株式会社サン・クロレラ(本社:京都市下京区、代表取締役社長:中山 太、以下「サン・クロレラ」)は、2024年7月2日(火)に「ホヤ加工物の製造方法及びホヤ加工物」に関する特許を取得しました。プラズマローゲンを含む「ホヤ」をフリーズドライ処理することで、従来のホヤ抽出物と比較して、プラズマローゲンの経時安定性が格段に向上したホヤ粉末の製造に成功しました。また、この特許製法により製造したホヤフリーズドライ粉末を使用した「冴えた毎日のためのケア製品」サン・ニューロもサン・クロレラオンラインショップで販売中です。
■サン・ニューロ:https://sunchlorellashop.jp/plasmalogen/sunneuro/

特許内容の要点
ホヤ等に含まれるプラズマローゲンは、有機溶媒で抽出した一般的な原料においては経時的減衰が課題となっていました。今回サン・クロレラがホヤをフリーズドライ処理したことで、従来の原料と比較するとプラズマローゲンの経時安定性が格段に向上しました。具体的には、特許の実施例では温度条件によって結果が異なりますが、従来のホヤ抽出物は試験開始1~2カ月後でプラズマローゲン量が0に低下するのに対して、今回の特許製法で製造したホヤのフリーズドライ粉末では、試験開始6ヶ月後でもプラズマローゲンが60~70%残存しています。

■特許番号:特許第7514046号(P7514046)
■発明の名称:ホヤ化合物の製造方法及びホヤ加工物
■登録日:2024年7月2日
■特許権者:株式会社サン・クロレラ
■発明者:村上 修、平見 輝樹、竹腰 英夫、藤島 雅基、三大寺 正州

特許取得の背景
プラズマローゲンは抗酸化作用を有していますが、酸化等の影響を受けやすいために安定性が悪く経時安定性を高めることが製品化する際の大きな課題でした。サン・クロレラと株式会社メタルカラーが共同で開発したホヤのフリーズドライ処理により製造したホヤ粉末は、これまでのホヤ抽出物と比較してプラズマローゲンの経時安定性が格段に向上することが確認され、その製造方法が特許として査定されました。

プラズマローゲンとは
プラズマローゲンは脳や心臓、筋肉などに含まれる脂質で、グリセロリン脂質に分類されます。ヒトの体の中で特に脳に多く含まれ、重要な働きをしています。プラズマローゲンは体内で合成され40歳程度まで徐々に増加しますが、その後加齢に伴い減少し、70歳ぐらいになると若い人と比べ40%ほど減少することが報告されています。ホヤは、ヒト脳に多く存在するDHA含有プラズマローゲンを多く含むことから、プラズマローゲンの供給源として注目されています。

サン・ニューロについて
「サン・ニューロ」は今回取得した特許製法を利用した「冴えた毎日のためのケア」製品です。

■主な特徴
1. 東北大学宮澤教授との共同研究
東北大学未来科学技術共同研究センター「戦略的食品バイオ未来産業拠点の構築プロジェクト」における宮澤教授との共同研究により開発しました。本共同研究によりプラズマローゲンの安定性が良いことが確認されたホヤ粉末を使用しています。

2. 確かなプラズマローゲン含有量
ホヤ由来プラズマローゲンを1日摂取量あたり1,000μg配合しています。

3. プラズマローゲンとクロレラの併用効果
ホヤに含まれるプラズマローゲンと、ルテインなど60以上の栄養素・成分を含有するクロレラの併用効果が認められています。

【製品概要】
製品名:サン・ニューロ
内容量:45g / 250mg×180粒
価格:9,720円(税込み)
URL:https://sunchlorellashop.jp/plasmalogen/sunneuro/

■開発の背景
厚生労働省の最新の調査では、2040年には高齢者のおよそ15%、6.7人に1人が認知症になると言われています。若年性認知症も増加傾向にある中で、現在の認知症治療薬は進行を遅らせることはできても完治はできないと言われており、高齢者の課題に貢献するための食品の開発が必要だと考えました。

今後の展開
「サン・ニューロ」は、先に出願した特許「組合せ剤及び食品組成物(特許第7204159号)」(クロレラとホヤプラズマローゲンの併用効果に関する特許)とあわせて、エビデンスに裏付けされた確かな技術で製造された製品です。超高齢社会となっている我が国において「サン・ニューロ」と「サン・クロレラA」が食の面において高齢者の課題に貢献することが期待されます。
関連情報
クロレラとホヤプラズマローゲンの併用による効果の向上については、論文も公開されています。
■掲 載 誌:Molecules, VOL.29 (2024)
■タイトル:Simultaneous Intake of Chlorella and Ascidian Ethanolamine Plasmalogen Accelerates Activation of BDNF‐TrkB‐CREB Signaling in Rats
■著  者:Hideo Takekoshi1), Masaki Fujishima1), Taiki Miyazawa2), Ohki Higuchi2,3), Takahiko Fujikawa4), Teruo Miyazawa2)
■所  属:1) Sun Chlorella Corp., 2) New Industry Creation Hatchery Center (NICHe),
3) Biodynamic Plant Institute Co., Ltd., 4) Suzuka University of Medical Science

株式会社サン・クロレラについて
サン・クロレラは、緑藻類の「クロレラ」を主力とした製品をグローバルに展開する健康食品会社です。クロレラは植物性の良質なタンパク質をはじめ、ビタミン、ミネラル、食物繊維など身体に不可欠な60を超える栄養素・成分を含有します。その栄養成分が注目され小さなお子様から妊婦の方、シニアまで幅広い年代の健康維持に活用されています。

【会社概要】
社名: 株式会社サン・クロレラ 
代 表 者: 代表取締役社長 中山 太
所 在 地: 〒600-8177 京都市下京区烏丸通五条下る大坂町369番地 
設立:1969年
事業内容: 健康食品の開発・製造卸販売、輸出入等
公式サイト: https://www.sunchlorella.com/ja/
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