和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月22日(日)

十二単で速玉大社参拝 ふるさと納税返礼品に和歌山県新宮市

十二単での正式参拝のイメージ=和歌山県新宮市提供
十二単での正式参拝のイメージ=和歌山県新宮市提供
 和歌山県新宮市は十二単(ひとえ)などの平安衣装を着て世界遺産・熊野速玉大社を正式参拝できる体験を、ふるさと納税の返礼品に加えた。世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」登録20周年を記念した取り組み。

 市企画調整課によると、同市井の沢にある「萩原きもの総合学院」からの提案を受け、20周年に合わせて企画した。同学院で着付けをしてもらった後、熊野速玉大社で正式参拝する。プロカメラマンによる写真撮影もあり、体験時間は全体で約3時間を見込んでいる。

 寄付額は平安衣装の十二単が35万円、略式は25万円で、ともに女性用のみ。メークやかつらがない着付け体験のみの平安衣装は1万4千円で、男性用もある。

 同課の担当者は「貴重な体験で世界遺産登録20周年を迎えた新宮を盛り上げたい」と話している。

 問い合わせは同課(0735・23・3339)へ。