和歌山県田辺市街地の商店街で８日夜、第４９回ヤーヤーまつり（田辺市商店街振興組合連合会主催）があった。歩行者天国となった商店街ではさまざまなイベントが催され、多くの来場者でにぎわった。

　会場は湊本通り、北新町、銀座、駅前、宮路通りの５商店街。飲食の出店や、演舞の発表、ゲームコーナーなどの催しがあり、家族連れや若者グループなどでにぎわった。

　北新町ではキッチンカーが集合したほか、ジャグリング日本チャンピオンによる大道芸や弁慶鬼若太鼓の演奏があり、観客を沸かせた。湊本通りでは「世紀の大抽選会」があり、豪華景品を目当てにした来場者が長い列を作った。

　母親と訪れていた、田辺市芳養小学校１年の澤田悠永君は「お祭りが好きで毎年来ている。今日はポテトとかき氷を食べた」と話した。抽選会で豪華景品を引き当てた、田辺第二小学校３年の萩原佳音さんは「最初何が起きたか分からなかったけど、すごくうれしい」と笑顔を見せた。

　市商店街振興組合連合会長の串明洋さん（７０）は「今年は交通事情などにより開催エリアが変更され、人の動きが読めないところがあったが、皆さんに楽しんでもらえたと思う」と話していた。