和歌山県上富田町下鮎川の成道寺（赤松弘典住職）で、えとの引き継ぎ式と１年間の総供養法要があった。本堂にある来年の「子（ね）」と今年の「亥（い）」の彫刻の前で参拝者が手を合わせた。

　「子」の彫刻は、２月に成道寺であった節分祭で、田辺市龍神村のチェーンソーアーティスト城所ケイジさんが作った。城所さんは来年２月の節分祭で翌年のえと「丑（うし）」を彫刻し、「子」に色を付ける。

　法要には檀家（だんか）約３０人が参加。すす払いや、釈迦（しゃか）が悟りを開いた日を祝う「成道会（じょうどうえ）」などもあった。