和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月24日(火)

世界遺産4寺社の「御朱印めぐり」 和歌山県那智勝浦町が台紙配布

和歌山県那智勝浦町内にある世界遺産4寺社の御朱印を集めるための台紙と記念品をアピールする堀順一郎町長
和歌山県那智勝浦町内にある世界遺産4寺社の御朱印を集めるための台紙と記念品をアピールする堀順一郎町長
 和歌山県那智勝浦町は6日から、町内にある世界遺産に登録された4寺社の御朱印を集めるための台紙を無料配布する。初めての企画で、全て集めた人には記念品を贈る。堀順一郎町長は「多くの方にお越しいただき、町内を回遊してもらうためのツールになれば」と話している。

 世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」登録20周年を記念して町内の世界遺産をより知ってもらうとともに、那智山を訪れた観光客の動向調査で、街中に行く人が少ないというデータがあることから周遊を促したいと企画した。

 中央に金文字で「紀伊山地の霊場と参詣道 世界遺産登録20周年記念」などと記した色紙で、大きさは縦約27センチ、横約24センチ。5千枚作った。JR紀伊勝浦駅そばの町観光案内所や南紀勝浦温泉旅館組合、熊野古道「大門坂」近くの大門坂駐車場案内所、JR那智駅そばの道の駅なち交流センターの4カ所で配布する。

 四つの寺社(熊野那智大社と別宮・飛瀧神社、那智山青岸渡寺、補陀洛山寺)の御朱印(有料)を集めた人には町観光案内所で、町が製造したアルミ缶入りの飲用水「KUMANO WATER(熊野の水)」(490ミリリットル)と熊野のヒノキで作ったコースターをプレゼントする。期間は来年7月6日まで。

 問い合わせは町観光企画課(0735・52・2131)へ。