和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月20日(金)

旅客船の安全を点検 勝浦海事と串本海保

年末年始に向け、旅客船内で安全点検をする関係者(和歌山県那智勝浦町で)
年末年始に向け、旅客船内で安全点検をする関係者(和歌山県那智勝浦町で)
 国土交通省の勝浦海事事務所(和歌山県那智勝浦町)と串本海上保安署(串本町)はこのほど、年末年始の繁忙期に向け、合同で旅客船の安全点検に取り組んだ。

 那智勝浦町の勝浦観光桟橋、グラスボートがある串本町の串本海中公園センター岸壁で実施したほか、国の特別名勝・天然記念物「瀞峡(瀞八丁)」を航行する「瀞峡ウオータージェット船」でも行った。

 勝浦観光桟橋では、3社が遊覧や宿泊施設への送迎のための旅客船を運航しており、海事事務所と海上保安署の職員15人が船に乗り込み、救命胴衣や消火器といった設備の備え付け状況や安全管理規定の実施状況などを調べた。

 勝浦海事事務所の吉武愼二所長(56)は「年末年始でお客さんが増えるのを前に、あらためて気を引き締め、事故がないよう取り組んでいただきたい」と呼び掛けていた。

■田辺海保なども

 田辺海上保安部と和歌山運輸支局も16日、白浜町の堅田漁港屋形船桟橋で堅田漁協の「第七真誠丸」の安全総点検を実施した。