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2024年07月01日(月)

田辺、将棋で総文祭へ 和歌山県大会の男子団体優勝

全国高校総合文化祭の将棋部門への出場を決めた田辺の(右から)坂口陽大さん、宇杉秀平さん、庄司陵馬さん=和歌山県田辺市学園で
全国高校総合文化祭の将棋部門への出場を決めた田辺の(右から)坂口陽大さん、宇杉秀平さん、庄司陵馬さん=和歌山県田辺市学園で
 第47回夏季和歌山県高校将棋選手権大会(県高校文化連盟主催)が5月に和歌山県和歌山市であり、男子団体で田辺Aが優勝した。8月1、2日に岐阜県高山市で開かれる全国高校総合文化祭(総文祭)への出場を決めた。

 男子団体は3人一組で、県大会には7校の17組が参加した。1人1局ずつ対戦し、2勝した組が勝ち上がるトーナメント方式で腕を競った。

 3年の宇杉秀平さんと、2年の坂口陽大さん、庄司陵馬さんで組んだ田辺Aは、1回戦の橋本戦、2回戦の耐久戦をいずれも3戦全勝で通過した。準決勝の那賀戦は2勝1敗とし、桐蔭との決勝へ進んだ。

 決勝では庄司さんが敗れたものの、宇杉さんと坂口さんが競り勝ち、田辺としては2017年大会以来となる団体優勝を決めた。

 主将を務める宇杉さんは、総文祭の舞台は1年の時に個人で出場して以来という。「前回は5戦して2勝だった。自分らしい将棋で一つでも多く勝ちたい」と意気込む。全国大会は初めてという坂口さんと庄司さんは「強い相手と対戦すると思うので、気楽に楽しみたい」と展望した。

 県大会では個人戦もあり、宇杉さんは男子部門(56人参加)で3位に入った。

 女子部門(6人参加)に参加した田辺1年の梅本若奈さんは、4位に入賞した。総当たり戦で梅本さんを含む3人が3勝2敗で並び、振り駒で2~4位が決まった。