和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年11月22日(金)

都内走って「梅」アピール ラッピングバス運行、和歌山県みなべ町

31日から東京都内を走る、みなべの南高梅をPRするラッピングバス
31日から東京都内を走る、みなべの南高梅をPRするラッピングバス
バスの中で提供されるアフタヌーンティーセット(写真は2人前)
バスの中で提供されるアフタヌーンティーセット(写真は2人前)
 和歌山県みなべ町は合併20周年を記念し、梅をPRするラッピングデザインを施した2階建てのロンドンバスを、31日から東京都内で運行する。町うめ課は「乗客にはバスに乗って、食べて、みなべ町を感じてもらい、実際に町に来てもらえれば。『走る広告』として、通行人には交流サイト(SNS)での発信も期待できる」と話している。

 走行は31日から6月30日のうちの25日間を予定している。

 1日3便の運行で、銀座にある「観音山フルーツパーラー銀座店」前を発着。東京タワーやレインボーブリッジ、お台場、豊洲市場、築地、歌舞伎座など都内の名所を約90分で巡る観光ツアー「アフタヌーンティーバスツアー」のバスに、ラッピングを施す。

 バスの中で提供されるアフタヌーンティーセットは、みなべ町産南高梅のシロップ漬けや県産果物などを使ったフルーツポンチやフルーツ盛り合わせ、果皮や果肉が赤い梅「露茜(つゆあかね)」のジャムを使った梅ロールケーキ、カリカリ梅入りのサンドイッチ、梅アイス、梅酢で漬けたピクルスなど、まさに梅尽くしの内容。

 乗客には、梅干しや梅料理のレシピ本のプレゼントもする。

 また期間中、観音山フルーツパーラーの店内に、みなべ町のPRブースを開設。梅干しや梅ロールケーキ、梅や紀州備長炭や町産蜂蜜を使った焼き菓子などを委託販売する。観音山フルーツパーラーは、県産を中心とした果物の6次産業化を進める紀の川市粉河の柑香園が営業している。

 町は、梅PRラッピングバスの費用として総額800万円を、本年度当初予算に盛り込んでいる。