和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月22日(日)

スモモの花、一面を白に染める 和歌山・田辺地方

畑の棚一面に咲き誇るスモモの花(和歌山県田辺市下三栖で)
畑の棚一面に咲き誇るスモモの花(和歌山県田辺市下三栖で)
 和歌山県田辺・西牟婁のスモモの畑で花が咲き、枝を伸ばした棚一面を白く染めている。

 JA紀南管内では約180戸、計約35ヘクタールで栽培されており、田辺市の三栖や長野、上秋津、新庄地区などのほか上富田町に畑がある。「ソルダム」や「サンタローザ」、主力の「大石」といった品種がある。同JAによると、今年は開花が例年と比べて遅れているという。

 実の数がつきやすい、熟度がそろいやすい、収穫しやすいといった点から、棚仕立てで栽培されている。

 田辺市下三栖の農家男性(48)は「少しでも着果を安定させようと人工授粉をしたり、ミツバチの巣箱を置いたりしている。今年は梅の着果が少ないので、スモモは豊作になってほしい」と話していた。

 例年、収穫時季は6月から7月上旬にかけて迎える。