和歌山県上富田町朝来、熊野高校そばにある「民宿・カラオケ喫茶くまの」（田中仁・きよ子夫婦経営）は、カラオケ営業を始めて１０周年を迎えた。店にはカラオケ好きが集って、演歌や昭和歌謡をのびのびと歌って楽しんでいる。

　田中仁さんが１０年前、皆で歌を歌える場所を作りたいと喫茶店にカラオケを設置したのが始まり。午前中はコーヒーを飲んで、ゆっくり過ごす客が多く、午後になればカラオケ好きが集まる。常連客もおり、シニア世代の地域の憩いの場として親しまれている。

　田中夫婦は「くまの歌の会」のメンバーとして活動しており、営業終了後には同会メンバーが集まり、週２回ほど練習している。

　「くまの歌の会」の発表会が２４日午後１時から、町文化会館大ホールである。出演は「くまの歌の会」会長の柿本開さん、柿本太加代さん、岡内咲子さん、森延代さん、清水モモヨさんと田中夫婦。峯上ひろしさんや井澗俊次さんもゲスト出演する。開場は午後０時半。入場無料。

　「くまの歌の会」にとって最初で最後の発表会。来場者全員に粗品を用意し、現金千円が８０本当たるお楽しみ抽選会も予定しており、多くの人の来場を呼びかけている。

【お店情報】
上富田町朝来６５３　営業：喫茶は午前８時半～、カラオケは午後１時～５時　第４日曜定休　電話０７３９・４７・１１０７