和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年11月26日(火)

串本で演劇・落語の上演会

 和歌山県新宮市を中心に活動する劇団「ワカイミソラ」は24日午後2時から、串本町田並の田並劇場で「ワカイミソラ寄席春場所in田並劇場」を開く。新宮市で活動する落語家・熊野家三九郎さんの落語と2本立て。同町での公演は初めて。

 同劇団は1987年に結成。昨年7月と今年1月に新宮市で寄席を開き、落語を演劇で立体的に表現する取り組みに挑戦している。

 上演する演劇「子別れ・熊野篇」は、古典落語を基に舞台を大正時代初期の新宮市に置き換えた作品。大逆事件の犠牲となった同市出身の医師・大石誠之助の考えが、死後も長く受け継がれていく様子を描いた家族再生の物語になっている。

 熊野家さんの落語「寺子屋問答」は、寺子屋の卒業試験を巡って子どもや親、師匠が珍問答を繰り広げる創作落語。

 全席自由席。前売り券が千円、当日は1200円。高校生以下は半額、小学生以下は無料。

 チケットの予約は同劇団の谷口克明さん(090・9095・4476)へ。