和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月22日(日)

フキノトウ芽吹く 南国和歌山に春の息吹

落ち葉をかき分けるように芽吹いたフキノトウ(和歌山県田辺市本宮町で)
落ち葉をかき分けるように芽吹いたフキノトウ(和歌山県田辺市本宮町で)
 和歌山県紀南地方の各地でフキノトウが芽吹き、春の息吹を感じさせている。

 フキノトウはキク科の多年草であるフキの若い花茎のこと。ほろ苦い風味が春の味覚としても親しまれている。

 田辺市本宮町小々森を通る国道311号沿いでは、直径2~3センチほどのフキノトウが、落ち葉をかき分けるようにあちらこちらから姿を現している。

 近くに住む男性(76)は「フキノトウが顔を出すと、熊野も春が近づいているんだなあとうれしくなる」と話している。