和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2020年10月26日(月)

過去最大のクロマグロ 勝浦漁港に実物大モニュメント

勝浦漁港にぎわい市場に設置された巨大マグロのモニュメント(和歌山県那智勝浦町で)
勝浦漁港にぎわい市場に設置された巨大マグロのモニュメント(和歌山県那智勝浦町で)
 和歌山県那智勝浦町にある「勝浦漁港にぎわい市場」で16日、同漁港で水揚げされた過去最大のクロマグロをもとに制作した、実物大のモニュメントがお目見えした。観光客らが「大きくてびっくり」などと迫力に驚いている。

 このクロマグロは重量450キロ、全長274センチで、同漁港では過去最重量。2018年3月12日、宮崎県のマグロはえ縄漁船「漁安丸」が水揚げした。

 町や町内漁業関係者でつくる「町水産振興会」(片谷匡会長)が、過去最大のクロマグロをより多くの人に知ってもらいたいと、田辺市中辺路町西谷の造形作家、石田貴志さん(44)に制作を依頼した。

 石田さんは9月中旬から制作を開始。写真などを参考にしながら発泡スチロールで原型を作り、繊維強化プラスチック(FRP)でコーティングしたり、塗装をしたりして今月上旬に仕上げた。重さは40キロほど。

 モニュメントは、にぎわい市場の入り口そばに展示され、早速、観光客らがスマートフォンなどで撮影。実家に帰省中に母と訪れたという大阪市の高谷和恵さん(43)は「クジラみたいに大きくてびっくり。インスタ映えしそう」と笑顔を見せた。

 石田さんは「クロマグロの質感をリアルに表現することにこだわった。150点の出来栄えだと思う。ぜひ多くの人に見てもらいたい」。堀順一郎・那智勝浦町長も「マグロの町をPRするのによいモニュメントができた。大きさを実感していただき、写真を撮って拡散してもらえたらうれしい」と話していた。