和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年11月22日(金)

【動画】絵の具まみれで大はしゃぎ! 上南部小でワークショップ、和歌山

新宅百絵さん(左から2人目)と一緒に絵の具を使って遊ぶ児童ら=和歌山県みなべ町谷口で
新宅百絵さん(左から2人目)と一緒に絵の具を使って遊ぶ児童ら=和歌山県みなべ町谷口で
 和歌山県みなべ町谷口の上南部小学校(大野真紀校長、207人)で1日、絵の具だらけになって遊ぶワークショップ「絵の具で遊ぼう」があった。児童らは、絵の具を使って紙に思い思いに描いたり、友達同士でお互いの体に塗ったりして大はしゃぎしていた。

 同校の保護者会(寺本訓章会長)が企画。東京都を拠点に、主に子どもたちを対象に全国各地でアートプロジェクトを展開する新宅百絵さん(31)が講師を務めた。同会の役員や地域住民も手伝った。

 体育館で、低学年と高学年の2班に分かれて取り組んだ。初めに新宅さんから「一生懸命に遊んでほしいけど、人の嫌がることはしない。絵の具は大事に使って」といった注意を聞いた後、それぞれが青や黄、ピンクなど7色から好きな色を一つだけ選び、床に敷き詰められた紙に手や足を使って思い思いに描いた。水滴を飛ばしたり、寝て転げたりもした。顔にも塗るなどして、泥遊びさながらに楽しんでいた。

 最後に色紙かトートバッグのいずれかを選び、好きな色を塗って土産に持ち帰った。

 3年生の熊代昂早仁君は「思いっきりやった。ぐちゃぐちゃになったけど、楽しかった」と大喜び。寺本会長は「子どもたちは、なかなかできないことを経験し、楽しかったと思う。私たち大人もいい経験をさせてもらった」と話した。

 新宅さんは「誰かと比べて、どっちが上手か下手かより、好きになることが大事。そんな気持ちを覚えて帰ってください」と呼びかけた。