和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月23日(月)

シカの営みさまざまに 古民家ギャラリーで写真展

さまざまなシカの写真を楽しむ来場者(10月31日、和歌山県すさみ町周参見で)
さまざまなシカの写真を楽しむ来場者(10月31日、和歌山県すさみ町周参見で)
 和歌山県すさみ町周参見のギャラリー森安(那須則子代表)で、奈良県在住の写真家、間狩江津子さんの写真展「休日前夜」が始まった。5日まで。時間は午前10時~午後6時。入場無料。

 間狩さんは、暮らしの中のひとときを楽しむ「Naturaltime+m」を主宰し、寄せ植え教室をしながら写真に関係した活動を続けている。

 作品は、奈良公園や若草山、春日原生林に生息するニホンジカをさまざまな角度から撮影している。0号からA4サイズまでの60点が並ぶ。

 那須さんは「紀北での写真展をインターネットで見掛けてオファーした。優しくて自然が多くてこのギャラリーにぴったりと思った。シカの営みを擬人化しているように感じる」と評価している。

 ギャラリー森安は、カナダ在住で写真家の那須さんの実家。110年前に建てられたもので、以前は呉服店だった。日本での活動拠点として改築し、文化系のギャラリーとして活用している。那須さんは「今後も年1回以上、文化活動を続けていきたい」と話している。