和歌山ウェイブス5年ぶり優勝 野球の関西独立リーグ
さわかみ関西独立リーグで和歌山県紀南地方を拠点にする和歌山ウェイブスが29日、田辺市上の山1丁目の田辺スポーツパークであった最終戦で、堺シュライクス(堺市)を5―0で破り優勝した。勝った方が優勝という大一番を制し、2018年以来、5年ぶり2回目の優勝を決めた。
堺シュライクス
000 000 000-0
100 000 22× -5
和歌山ウェイブス
ウェイブスは1―0の7回、榎本隼人選手(24)の2点適時打でリードを広げ、8回にも2点を奪った。
守っては先発西垣彰太投手(24)が前日の試合からの連投となったが、9三振を奪う力投で完封勝ちし、15勝目を挙げた。
就任5年目での初優勝となった川原昭二監督(69)は「選手たちは野球人として社会人として成長できた。応援してくれた皆さんのおかげ」と感謝した。
1年間捕手を務め、チームに貢献した深谷力主将(23)は「チームに入って5年目で1回も優勝できていなかったが、監督と(選手兼コーチの)生島(大輔)さんを胴上げできてよかった」と涙ながらに語った。
さわかみ関西独立リーグは5チームで各48試合の全日程を終えた。ウェイブスは30勝17敗1分で堺と1・5ゲーム差だった。
西垣投手はリーグ最多勝のほか、奪三振(134個)、投球回(155回2/3)で1位。深谷主将が打点49、出塁率5割でともに1位だった。
1番打者としてチームを引っ張った田辺市出身の小川佐和外野手(23)は盗塁数58を記録してリーグ1年目で盗塁王となり、得点は47で1位タイだった。
■ホームで盛り上がる
田辺スポーツパークにはファンや選手の家族ら約200人が来場し、熱い声援を送った。始球式は、紀伊民報の小山雄希智社長が務めた。ウェイブスの優勝が決まると、グラウンドで一緒に記念撮影をするなど選手とファンが一体になって盛り上がった。
チームに5年在籍し、主将を3年務めた西河洋樹選手(29)ら引退を決めた4選手には、選手の家族から花束が贈られた。
チームは17年から「和歌山ファイティングバーズ」の名称でリーグに参戦し、18年に優勝。田辺市出身の元プロ野球選手、濱中治さん(45)がゼネラルマネジャーになって今季から名称を「ウェイブス」に変更し、ユニホームを一新した。
濱中さんは「名前を変えて1年目で優勝できてうれしい。選手や監督に感謝したい。来季はもっと多くの人に知ってもらい、県全体で盛り上がるようなチームにしたい」と話した。
堺シュライクス
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100 000 22× -5
和歌山ウェイブス
ウェイブスは1―0の7回、榎本隼人選手(24)の2点適時打でリードを広げ、8回にも2点を奪った。
守っては先発西垣彰太投手(24)が前日の試合からの連投となったが、9三振を奪う力投で完封勝ちし、15勝目を挙げた。
就任5年目での初優勝となった川原昭二監督(69)は「選手たちは野球人として社会人として成長できた。応援してくれた皆さんのおかげ」と感謝した。
1年間捕手を務め、チームに貢献した深谷力主将(23)は「チームに入って5年目で1回も優勝できていなかったが、監督と(選手兼コーチの)生島(大輔)さんを胴上げできてよかった」と涙ながらに語った。
さわかみ関西独立リーグは5チームで各48試合の全日程を終えた。ウェイブスは30勝17敗1分で堺と1・5ゲーム差だった。
西垣投手はリーグ最多勝のほか、奪三振(134個)、投球回(155回2/3)で1位。深谷主将が打点49、出塁率5割でともに1位だった。
1番打者としてチームを引っ張った田辺市出身の小川佐和外野手(23)は盗塁数58を記録してリーグ1年目で盗塁王となり、得点は47で1位タイだった。
■ホームで盛り上がる
田辺スポーツパークにはファンや選手の家族ら約200人が来場し、熱い声援を送った。始球式は、紀伊民報の小山雄希智社長が務めた。ウェイブスの優勝が決まると、グラウンドで一緒に記念撮影をするなど選手とファンが一体になって盛り上がった。
チームに5年在籍し、主将を3年務めた西河洋樹選手(29)ら引退を決めた4選手には、選手の家族から花束が贈られた。
チームは17年から「和歌山ファイティングバーズ」の名称でリーグに参戦し、18年に優勝。田辺市出身の元プロ野球選手、濱中治さん(45)がゼネラルマネジャーになって今季から名称を「ウェイブス」に変更し、ユニホームを一新した。
濱中さんは「名前を変えて1年目で優勝できてうれしい。選手や監督に感謝したい。来季はもっと多くの人に知ってもらい、県全体で盛り上がるようなチームにしたい」と話した。