7年連続で全国最下位 和歌山県のごみリサイクル率、しっかりと分別を
和歌山県内の2021年度の一般ごみリサイクル率は13・2%(全国19・9%)で、都道府県で最も低かったことが、環境省の調査と県のまとめで分かった。全国最下位は15年度から7年連続となる。
リサイクル率は、自治体や団体などが収集したごみのうち、再資源化した量の割合。空き缶や空き瓶、古紙、ペットボトルなどが資源ごみとして回収され、リサイクルに回されている。この割合が、全国で最も高かったのは4年連続山口県で、21年度は32・5%だった。
県内の状況をここ10年でみると、12~14%台を推移し、19~20%台の全国平均を大幅に下回っている。全国順位は13年度45位、14年度46位で、15年度からは47位が続いている。
この低い要因について県は、リサイクルに回すべき資源ごみが、一般ごみとして排出されるケースが多いと分析。担当者は「課題と認識している。最終処分場が限られていることや資源を大切にするためにもリサイクル率を高める必要性がある。市町村のルールに従って分別するよう県民に啓発していきたい」としている。
「県廃棄物処理計画」(昨年3月策定)ではリサイクル率を25年度に20%まで高める目標を立てている。
県内の市町村では、21年度のリサイクル率が最も高かったのは広川町で30・5%。ほかに、湯浅町26・9%、太地町26・5%、古座川町24・1%、田辺市21・1%、岩出市やみなべ町、上富田町は20・5%で、20%を超えた。一方、6市町で10%を下回るなど、市町村で差がある。
■ごみ総量は減少傾向
県内の一般廃棄物排出量(年間)は、減少傾向にあり、21年度は31万8千トン。1人1日当たりにすると929グラム(全国890グラム)で、13年度の1035グラム(958グラム)をピークに減少傾向にある。ただ、全国も減少しており、県が全国を上回る状況が続いている。
リサイクル率は、自治体や団体などが収集したごみのうち、再資源化した量の割合。空き缶や空き瓶、古紙、ペットボトルなどが資源ごみとして回収され、リサイクルに回されている。この割合が、全国で最も高かったのは4年連続山口県で、21年度は32・5%だった。
県内の状況をここ10年でみると、12~14%台を推移し、19~20%台の全国平均を大幅に下回っている。全国順位は13年度45位、14年度46位で、15年度からは47位が続いている。
この低い要因について県は、リサイクルに回すべき資源ごみが、一般ごみとして排出されるケースが多いと分析。担当者は「課題と認識している。最終処分場が限られていることや資源を大切にするためにもリサイクル率を高める必要性がある。市町村のルールに従って分別するよう県民に啓発していきたい」としている。
「県廃棄物処理計画」(昨年3月策定)ではリサイクル率を25年度に20%まで高める目標を立てている。
県内の市町村では、21年度のリサイクル率が最も高かったのは広川町で30・5%。ほかに、湯浅町26・9%、太地町26・5%、古座川町24・1%、田辺市21・1%、岩出市やみなべ町、上富田町は20・5%で、20%を超えた。一方、6市町で10%を下回るなど、市町村で差がある。
■ごみ総量は減少傾向
県内の一般廃棄物排出量(年間)は、減少傾向にあり、21年度は31万8千トン。1人1日当たりにすると929グラム(全国890グラム)で、13年度の1035グラム(958グラム)をピークに減少傾向にある。ただ、全国も減少しており、県が全国を上回る状況が続いている。