和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月22日(日)

強豪そろう剣道大会で初優勝 和歌山・南部中女子

 第5回和歌山県中学校剣道強化錬成会(県剣道連盟など主催)が16、17の両日、和歌山市の市民体育館などであり、女子団体の部で、みなべ町の南部中学校が初優勝した。県内だけでなく、近畿などの強豪チームがそろった大会で頂点に立ち、近くある新人大会に向け、弾みをつけた。

 中学校やスポーツクラブから49チームが参加。種目は男子と女子の団体戦で、いずれも予選リーグの後、決勝トーナメントで戦った。

 女子団体の部は23チームが出場。南部は、7ブロックに分かれての予選リーグを3戦全勝で突破し、決勝トーナメントでは初戦で文成(有田市)を3―1で下した。続く大蔵(兵庫県)とは1―1で延長となり、代表戦で田野莉加選手(2年)がコテを決めて勝利した。決勝は鯰江(大阪府)と対戦し、3―0で破った。

 荒堀浩明監督は「決勝トーナメントは、3対0や3対1で勝った試合でも内容的には接戦だった。しかし強豪チームを相手に勝ち切ることができたのは良かった。チームとして自力がつき、粘り強く戦うことができた」と振り返った。

 近く新人大会があり、3位までに入れば来年3月の近畿大会に出場できる。田野選手は「錬成会の決勝トーナメントはぎりぎりだったので、新人大会では圧倒して勝てるように頑張りたい」、荒堀監督は「3年生がいない中で結果を出している。来年夏の全国大会出場を目標に頑張りたい」と意気込む。

 南部の田野選手以外の団体メンバーは、宮本凉(2年)、清水奈波(同)、曽輪美羽花(同)、河田舞耶(1年)、泰地芽愛(同)の5選手。