和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年11月25日(月)

弁慶映画祭入選8作品決まる 新人監督の登竜門、和歌山・田辺市で11月

「ゴミ屑と花」(大黒友也監督)
「ゴミ屑と花」(大黒友也監督)
「青色のピンク」(塩野峻平監督)
「青色のピンク」(塩野峻平監督)
 11月10~12日に和歌山県田辺市である「第17回田辺・弁慶映画祭」(実行委員会主催)のコンペティション部門の入選作品が決まった。過去最多の188作品の応募の中から、8作品を選んだ。映画祭の会場で上映し、最終日にグランプリを発表する。

 弁慶映画祭は2007年から毎年開催。映画業界では新人監督の登竜門として知られている。

 今年の入選作品は、10、11の両日に紀南文化会館(田辺市新屋敷町)大ホールで上映。特別審査員として、「ジョゼと虎と魚たち」などで知られる映画監督の犬童一心さん、「ドライブ・マイ・カー」(濱口竜介監督)の韓国側プロデューサーを務めたイ・ウンギョンさんらが参加する。一般の来場者も投票に参加できる。

 コンペ部門の入選作品は次の通り。(写真は田辺・弁慶映画祭実行委員会提供)

 「ラストホール」(秋葉美希監督)▽「アスク・フォー・ザ・ムーン」(大石泰司監督)▽「ゴミ屑と花」(大黒友也監督)▽「99%、いつも曇り」(瑚海みどり監督)▽「青色のピンク」(塩野峻平監督)▽「光る校庭」(比嘉一志監督)▽「ホモ・アミークス」(馬渕ありさ監督)▽「ロマンチック金銭感覚」(緑茶麻悠・佐伯龍蔵監督)

■市民審査員を募集

 田辺・弁慶映画祭に向け、実行委員会は市民審査員を募集している。コンペティション部門で「観客賞」の審査に携わる。

 応募資格は県内在住の18歳以上(高校生不可)で、コンペ作品を会場で鑑賞し、審査できる人。どちらか1日のみでも可。報酬や交通費などの支給はない。

 募集人数は約10人。応募多数の場合は選考する。

 希望者は9月29日までに、映画祭ホームページ(HP)内にある申し込みフォームから応募する。メールでも受け付けており、HPからダウンロードできる申込書に必要事項を記入して送付する。

 問い合わせは、市観光振興課内の実行委事務局(0739・26・9929)へ。