身近な森を生かし、暮らしを楽しく、豊かにしてもらおうとＮＰＯ「つれもてネット南紀熊野」（田辺市新庄町）は、森との関係を考える講座「あたらしい森づかい塾」を開講する。田辺市内で９～１１月に講師２人による３講座がある。

　講師は一般社団法人「森と未来」（東京都）代表理事の小野なぎささんと、自然体験施設「ハローウッズ」（栃木県）のプロデューサー、崎野隆一郎さん。林業者や山主はもちろん、森が好きな人、森林浴を体験したい人、木を切ってみたい人など森に関わりたい人全般にお薦めという。

　小野さんは森林浴のスペシャリスト。講座では森の活用法や森林浴の効果を紹介する。講座は９月３０日午後４時～６時、田辺市湊の田辺エンプラスである。定員５０人。参加費２千円。森林浴体験は１１月４日午前９時～午後３時、同市中辺路町北郡の山林で行う。定員１５人程度。参加費５千円。

　崎野さんは「ガキ大将キャンプ」の主宰で、森づくりのスペシャリスト。体験を通じ、遊び、癒やし、学び、森づくりに必要な道具の扱い方などを伝える。１１月１８、１９日の２日間午前１０時～午後３時、北郡の山林である。定員１５人程度。参加費１万円。

　申し込みはチケット販売サービス「ＰａｓｓＭａｒｋｅｔ（パスマーケット）」、問い合わせは「つれもてネット南紀熊野」の千品喜嗣さん（０９０・２０６８・３３４０）へ。