和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年05月17日(金)

日韓中がスポーツ交流 高校生世代が11競技、29日まで和歌山で

ラグビーのU17日本代表対韓国代表の試合で、ゴール前のスクラムから右へ展開する日本。その後、トライを決める=24日、上富田スポーツセンターで
ラグビーのU17日本代表対韓国代表の試合で、ゴール前のスクラムから右へ展開する日本。その後、トライを決める=24日、上富田スポーツセンターで
 第31回日・韓・中ジュニア交流競技会和歌山大会(日本スポーツ協会、和歌山県など主催)が23日、県内6市町で開幕した。日本、韓国、中国の18歳以下の代表選手が陸上、サッカー、ラグビーなど11競技で交流する。29日まで。

 3カ国の選手団と県選手団の計988人が参加する。実施競技は陸上、サッカー、テニス、バレーボール、バスケットボール、ウエイトリフティング、ハンドボール、ソフトテニス、卓球、バドミントン、ラグビー。

 紀南の会場では、田辺スポーツパーク陸上競技場(田辺市)でサッカー、上富田スポーツセンター(上富田町)でラグビーが開かれ、それぞれ地元の高校のサッカー部やラグビー部が運営を手伝っている。

 ラグビーU17(17歳以下)日本代表の選手23人は、20日から上富田スポーツセンターで合宿していた。24日は日本代表と韓国代表、県選抜と中国代表の試合があり、熱戦を繰り広げた。

 練習や試合のサポートをしている熊野高ラグビー部の山根晴斗主将(3年)は「スピードや当たりが全然違う。間近でレベルの高い試合が見られてうれしい」と話した。

 サッカーは、日本代表として大阪府の興国高校、県代表として初芝橋本高校のサッカー部が参加している。

 日・韓・中ジュニア交流競技会は1993年度に始まった。コロナ禍で4年ぶりの開催となる。日本での開催は、2017年度の茨城大会以来6年ぶり。