小学生が森林の仕組み学ぶ 護摩壇山で勉強会
和歌山県田辺市龍神村龍神の護摩壇山森林公園で18日、県の「ごまさんふれあい再生の森事業」による現地勉強会があった。龍神村の龍神、上山路、中山路、咲楽の4小学校から3、4年生計29人が、森林を散策したり木工教室に参加したりした。
県は、天然林がある護摩壇山でシカの食害から下層植生を守る対策や、スギやヒノキの人工林を広葉樹林に導く取り組みをしている。
この貴重な天然林を守り後世に伝えていくため、龍神村内の小学生を対象にした勉強会も同事業の一環として開いている。昨年は木の名前を書いた「樹名板」を取り付ける活動をした。
この日は学校ごとに、森林公園内の遊歩道を森林インストラクターの説明を受けながら散策。公園の管理棟で昼食後、龍神産のヒノキを材料にペン立てを作った。
5人が参加した龍神小は、森林インストラクターの岩田禎子さん(55)=紀の川市=が担当した。落ち葉を微生物が分解して腐葉土ができ、それを養分に木が成長する仕組みを森の動物との関わりも含めて解説。ミズメの樹皮が湿布薬のような香りがあることを話したり、アクシバの実を採集して食べたりもした。
4年生の小澤結さん(9)は「森の中にある木の名前を教えてもらい、よく分かった。ペン立ては自宅で使いたい」と話した。
県は、天然林がある護摩壇山でシカの食害から下層植生を守る対策や、スギやヒノキの人工林を広葉樹林に導く取り組みをしている。
この貴重な天然林を守り後世に伝えていくため、龍神村内の小学生を対象にした勉強会も同事業の一環として開いている。昨年は木の名前を書いた「樹名板」を取り付ける活動をした。
この日は学校ごとに、森林公園内の遊歩道を森林インストラクターの説明を受けながら散策。公園の管理棟で昼食後、龍神産のヒノキを材料にペン立てを作った。
5人が参加した龍神小は、森林インストラクターの岩田禎子さん(55)=紀の川市=が担当した。落ち葉を微生物が分解して腐葉土ができ、それを養分に木が成長する仕組みを森の動物との関わりも含めて解説。ミズメの樹皮が湿布薬のような香りがあることを話したり、アクシバの実を採集して食べたりもした。
4年生の小澤結さん(9)は「森の中にある木の名前を教えてもらい、よく分かった。ペン立ては自宅で使いたい」と話した。