「関西マスターズ水泳選手権大会２０２３」（関西マスターズ実行委員会主催）が、大阪府門真市の東和薬品ラクタブドーム（府立門真スポーツセンター）であった。和歌山県串本町串本の中村幸夫さん（８７）が男子２５メートル自由形と２５メートルバタフライに出場し、いずれも８５～８９歳のクラスで１位になった。

　実行委によると、大会には全体で１０５３人が参加。中村さんのタイムは自由形が２２秒２８、バタフライが３０秒８９だった。

　中村さんは仕事で腰を痛めたことがきっかけで、２０年ほど前からリハビリを兼ね水泳を続けている。現在は週６日、毎回２時間ほど同町サンゴ台の町Ｂ＆Ｇ海洋センターに通い、スタッフに教えてもらいながら練習に励んでいる。

　これまでも県内外の大会に出場しており、昨年は県水泳連盟主催の「第９回秋葉山マスターズ水泳競技大会」に出場。８５～８９歳のクラスで自由形とバタフライで１位になっている。

　中村さんは「９０歳以上のクラスに出場できるよう、できる限り挑戦していきたい」と話している。