和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月23日(月)

南部が男女そろって全国へ 全日本小学生バレー和歌山県大会で優勝

優勝した南部バレーボールスポーツ少年団の女子(上)と男子
優勝した南部バレーボールスポーツ少年団の女子(上)と男子
 第43回全日本バレーボール小学生大会(日本バレーボール協会、日本小学生バレーボール連盟など主催)の和歌山県決勝大会が17、18の両日、橋本市の県立橋本体育館などであり、南部バレーボールスポーツ少年団(みなべ町)の男女がそろって優勝し、8月の全国大会出場を決めた。女子は2年ぶり8回目、男子は3年連続4回目の優勝。


 男子、女子、混合の部に分かれて開かれ、トーナメントで競った。3部門とも出場チームが少ないため、県内各地方の予選はなく、希望する全チームが出場した。

 女子の部には県内から36チームが出場。南部女子は中辺路(西牟婁地方)を2(21―6、21―10)0、新南(和歌山市)を2(21―10、21―11)0、串本(東牟婁地方)を2(21―7、21―9)0、耐久(有田地方)を2(21―5、21―5)0で破り、順当に決勝に進出。決勝は同じ日高地方代表の日高と対戦し、2(21―8、19―21、15―9)1で勝利した。決勝の2セット目をミスが続いたことで落としたが、それ以外は粘り強い守りと高い攻撃力で圧倒した。

 一方、男子の部には県内の6チームが出場。南部男子は新南(和歌山市)を2(21―13、21―15)0で破り、続く決勝で和歌山フェニックス(和歌山市)に2(21―6、21―11)0と快勝した。高さと素早い攻撃のコンビバレーで着実に点を重ねた。

 南部が男女そろって県大会で優勝するのは、今年3月の新人大会に続いて6回目。全国大会は8月7~10日に東京体育館(東京都)などで開かれる。最高峰である全日本バレーボール大会が、コロナ禍前のような通常開催になるのは4年ぶりで、南部の石上貴一代表は「感動の舞台なので、その雰囲気をみんなで味わいたい。男女とも高いレベルにあるが、どこまで戦えるのか楽しみ。最終日まで残れるベスト8を目指し、本番まで練習を積み重ねたい」と話していた。

 南部女子と南部男子のメンバーは次の皆さん。

 【南部女子】坂本瑛菜、小谷玲奈、谷妃香音、長坂咲和、宮城空愛、中早未空、冨山凛、熊代早晏、藤山結月、尾田純恋、中本いつみ、宮城萩香▽監督=石上貴一▽コーチ=石井尚之▽マネジャー=坂本哲治

 【南部男子】濱口蒼大、竹中龍星、大井悠跳、木下涼太郎、米澤奏汰郎、岩﨑寛太、大井飛慧、藤山悠斗▽監督=生駒明広▽コーチ=竝木正明▽マネジャー=湯川智晶