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2024年12月22日(日)

神島女子が全国へ 個人で坂上君も、和歌山県高校総体アーチェリー

インターハイに出場する神島の(左から)金房文音さん、辻田雫さん、丸山夕葵さん、坂上達貴君
インターハイに出場する神島の(左から)金房文音さん、辻田雫さん、丸山夕葵さん、坂上達貴君
 和歌山県高校総体アーチェリー競技が4日、日高川町の南山スポーツ公園陸上競技場であり、女子団体で神島が優勝した。個人では神島3年の坂上達貴君が上位に入り、ともに全国高校総体(インターハイ)出場を決めた。


 県総体は、70メートル離れた直径122センチの的に矢を各自144本放ち、1射10点満点で合計点数を競った。

 団体戦は、1チーム3人の合計点数で順位を決めた。神島女子は辻田雫さん、金房文音さん、丸山夕葵さん(いずれも3年)が計2717点を記録し、2位の県和歌山を上回って優勝した。神島女子は近畿大会とインターハイに出場する。

 男子団体で神島は県和歌山に及ばず2位となり、近畿大会に出場する。

 女子個人戦は金房さんが1040点で優勝、辻田さんが975点で3位に入賞した。

 男子個人戦は坂上君が990点で4位だったが、1~3位の県和歌山の選手が団体でインターハイに出場するため、坂上君が繰り上がりで全国出場の切符を手にした。

 神島女子主将の辻田さんは「一人一人が集中でき、臨機応変に対応できた。全国大会では全力を出し切って悔いなく戦いたい」、坂上君は「焦らずに撃つことができた。全国までに技術を高めてベストを出せるよう頑張る」と話した。

 近畿大会は7月27、28日に奈良県橿原市で、インターハイは8月8~10日に北海道帯広市で開かれる。